今週の日曜日になるがほぼ南中時の満月を撮影した。月齢は14.8、高度は26.4°とかなり低い。5月2日も満月(No.1616のとおり)でしたので同月2回目の満月巡り合わせです。今回はSeestar S50の他にCOOLPIX P1000をBENRO POLARISに載せて導入追尾しながら撮影も実行。ここでは後者の道具による撮影結果を示します。
画像1に撮影した満月を示します。撮ったままの画像とその画像を基にして明度、コントラスト、ホワイトバランス、色相、彩度等を変化させたミネラルムーンの二枚をスライダー表示にしています。


画像1 満月(月齢14.8) 2026/05/31 23:28 COOLPIX P1000 4K動画のスタック画像
満月は2026/05/31 17:45であり、上記画像は6時間後の眺めです。地心秤動で中央経度は0.4°、中央緯度は6.5°。このため月の真の中心は経度ではほぼ中央、緯度では北の縁がこちらに向いた像になります、月面を顔に例えれば顎を引きおでこを出したうつむき加減の月になります。スライダーを右端一杯に移動させるといつもの撮ったままの色調に近い画像で、秤動により海全体が南寄りにシフトしています。
さて、月をいつものように撮った様子だけでは面白くない、以前のNo.781のように月面の色、特に海の色が気になってしまいましたのでレタッチソフトで露骨に色等を強調して楽しむことにしました。スライダーを左端一杯に移動させた画像がその調整後のミネラルムーンです。月の海は月の成り立ちに関係し、最初の天体同士の衝突合体、その後の溶岩の噴出の過程と言われています。海をそれぞれ色付けしたわけではありませんが自然に画像調整すると色の違いが現れます。
静かの海は濃い青色を示しており他の海同士も部分的に茶色の領域や混ざった色も見られています。表面状態や太陽光反射角度の違いよりも地質成分の違いが現れているように感じられます。海の部分は玄武岩を主体としていると言われ、その成分は上記No.781でも触れておきました。海以外の明るく輝く白く見える山々の領域は軽い元素とも言われています。これらは多数の情報がありますので確認しながら楽しむのも良いと思います。
なお、月全体の色についてたくさんの情報がありどれが本当の色というものはありません、一例としてsorae 宇宙へのポータルサイトの月の色の例は面白い。意図的に色調等を変えたのではなく10年以上の満月を撮り続けた成果として整理されているようです。色が異なって見える説明もなされています。