今年は夏以降の半年間にいろいろな天体現象が集中し、かなり楽しめた年であったと思います。改めて空の星々の景色等が自然の法則で変化し、時々稀な現象を見せてくれると感動し、その理由を知ったりするとそれを記録、写真として残したくなります。真に楽しみ感動のアルバム作りです(少し大げさか、でも本当に楽しいですよっ)。

今年の前半(1月から6月)はコロナとの戦いの始まりで、そのためか良い天気の日があまりなかったように感じてしまいます。このため印象に残ったのは望遠鏡でオリオン大星雲を撮った以降、金星程度しかないです。

一方、後半(7月から12月)は、
・ネオワイズ彗星、
・火星の地球最接近、
・半影月食、
・木星と土星の超接近
等、興味のある天体事象が続きました。ISSの拡大撮影も天候にも恵まれ、
・天頂通過
・太陽面通過
・木星等の接近通過等
とチャンスが続きました。

一年間で記事投稿数は178、掲載した写真または動画は約500ファイルです。この中から印象に残った写真、動画を25枚ほど選定。写真部分をクリックすれば大きな画像のあるページに跳びます。但し、動画はその上にある行の部分にリンクを貼っています。

(1) オリオン大星雲(A62SS+ボラリエ+EOSKissX7i)2020年1月

都会の人工光の中で淡い部分は現れませんが星雲らしく望遠鏡による撮影で明るくてクッキリと写せた方だと思っています。

(2) 金星 2020年1月~5月

およそ5か月間にわたる金星の変化。変化を見たくて撮ったわけではないのですが、撮り貯めた結果として変化している様子を表現したくなっただけです、地球から見て金星が軌道を回り地球に近づき太陽の手前に並ぶ様子を想像すると面白い。

(3) ネオワイズ彗星 2020年7月

ネオワイズ彗星が最もきれいに撮れる頃は雨ばかり、やっと晴れた日の追尾なしの固定撮影でした。その後、1週間、ポータブル赤道儀で撮影しようと待ちましたが晴れずに過ぎ去ってしまいました。彗星の軌道の記事やたくさんの方がキレイな写真を撮られていて、その一部を紹介しました。

(4) 国際宇宙ステーション:ISS(その1) 2020年8月

以下は動画(2020/08/06天頂通過および2020/08/30太陽面通過(その1)(その2)

一番上の左の画像は8月の2,3,5,6日、連日の日本列島上空通過時のものです。天候にも恵まれました。右隣の8月6日ではHTV-9「コウノトリ」の最終号機のドッキングしている姿が地上からも捉えられました。鮮明ではないのですが認識できただけで感動します。また、月末には太陽面を通過するISSのほぼ中央を横切る瞬間が捉えられました。昼間の撮影はとても暑かった。一番下の黄色の映像はISS通過コースを横に回転して表示しています。もちろん太陽フィルターを通しての撮影で、太陽を通過する瞬間のみ可視化できます。これが面白いのです。

(5) 中秋の名月と惑星達 2020年10月

とてもキレイな月でした、惑星も夜空全体を適当な間隔で並んで、くっきりと。楽しめました。

(6) 火星の地球間距離最短(最接近) 2020年10月

今年は地球最接近のめぐり合わせで話題になりました。火星の模様が一つの道具でここまで写せるとは思いませんでした。肉眼、双眼鏡で見ても赤く、明るくキレイに輝いていたのが印象に残りました。

(7) 木星と大赤斑、土星 2020年10月~11月

 

以下は動画

大赤斑が地球側に向いた時間帯を狙いました。火星と同様に手軽にここまで写せて満足。

(8) 太陽黒点 2020年11月

大きな黒点が久しぶりに(自分にとって数年ぶりの感覚)現れ、太陽活発期への始まりを連想させるものでした。赤色太陽は日没直前でしたのでモニターでもこのような色に染まり、その中に黒点が見えてきれいでした。

(9)  国際宇宙ステーション:ISS(その2) 2020年11月~12月

以下は動画(ISSの日本上空木星接近通過 2020/11/18)

ISSが他天体に近づいたり、通過する様子を撮影するのはとても面白い。事前に秒単位の時刻、場所を調べ、予想通りに撮影できると満足度は増します。自動車に望遠鏡を積み込んで撮影適地に出向いて臨む方がかなりいらっしゃいます。固定位置・場所でISSが木星、火星、ベガ、北極星に接近通過する機会に恵まれました。特に木星の接近通過の動画はとても満足しました。

(10) 半影月食 2020年11月

半影の月食でもこれだけ地球の影がかかっている様子に写せるとは思いもしませんでした。とても面白く撮影できました。

(11) 月、木星、土星の3天体接近と木星、土星の惑星同士の超接近 2020年12月

以下は動画(ジェット通過2020/12/17)と木星と土星の超接近2020/12/21)

 

動画では月から惑星方向に向かう飛行機と一緒に撮れたことがとてもうれしい。2惑星超接近では木星と土星の姿を大きくハッキリと同時に一枚に写すことだけに集中しました。それよりも肉眼や双眼鏡で見た、空一点に集中する生の現象のすばらしさを実感しました。