しばらく晴れそうにない日が続きそうなので昨日Seestarで撮った太陽面を整理し画像1に示します。

No.1291に示した黒点”3590″は既に裏側に廻って見えなくなりました。右側の黒点はSOHOで確認すると以前、縦直線上に4つ並んだ黒点のうち、”3591″と”3595″でした。先月は大きな黒点が続けて見られました、まだ活発なようですから次にまた現れるのでしょう。

画像1 太陽 2024/03/04 10:00 Seestarによる(MP4から)

ところで、今まで撮影の際、太陽や月が画面内を本体の振動ではない揺れる(振れる)時があるので、振れがどの程度か、また追尾性能に影響しているのか確認することにしました。もちろん、画面内を外れることはありませんので画像編集に困るようなことではありません。

簡易な方法として3分間のMP4を録画し、その間の画面内の太陽像の振れ、3分間内のシフト(画面内のズレ)で確認することにしました。部屋の中からの撮影ですので風の影響は無し、床、ベースの振動もありませんので装置の振動はないとしています。3分間の映像のままが良いのですが容量が大きいのでここでは30秒間隔と決めて、開始時、30秒、60秒、90秒、120秒、150秒および180秒時のフレームを取り出し、それをGIF画像にしました。3分間全体の映像でも確認しましたが上記振れ幅と同様でした。

画像2に結果を示します。確かに振れていますが、画角範囲外になることはありませんでした。この振れの大きさを以前POLARIS(追尾の機構は似たようなものと仮定)でも確認したことがあるのですが、焦点距離の違い、Seestarが1750mm、POLARISに載せたP1000で2,000mmと差があるものの振れ幅は似ていたように思いました。

また、追尾(センター位置または撮影開始時位置)性能は見た目ではわからないほど変化している様子は伺えませんでした。正確だということです。これらの結果から赤道儀ではない歯車の機構設計の違いはありますけれど気にするようなことはないと考えられました。

画像2 Seestarによる3分間MP4から30秒間隔で取り出したフレームの太陽画像位置の変化