先日、ISSが夕方の周回モードでかつ適度な高度で通過したので拡大撮影を試みました。地上軌跡では太平洋上を日本列島本州に沿って南西から北東へと進む順光で撮影する場合にとって好きなコースです。
撮影はCOOLPIX P1000です。ポイントとなるフォーカスは金星で合わせ、レーザー照準器も更正して待ち構えました。P1000のファインダーで追尾しているのを見ていた記憶からクリアに撮れているはずだと思っていたのですが、動画を確認すると残念ながらボケ気味になってしまいました。空の状態かフォーカスの甘さと感じましたが良くわかりません、次の機会を楽しみにしましょう。
成果は没にしようとも思ったのですが久しぶりの拡大撮影でソーラーパネルは判別できているのでこのような撮影例もあるとのことで数枚のフレームを取出し画像1にまとめました。見事にボケているでしょう(自慢にならないお話です)、ソーラーパネルしか判別できませんね。撮影時刻は現地19:23:57~19:24:29で最高高度64°を通過後、北東に向かう高度63°~48°へと下る様子でした、距離は撮影地から416~566km。数値はステラナビゲータによります。画像は上段左から順に下段右下までへと時系列に、ISSの進行方向は左斜め下方向になります。
この好みのコースでクリアに撮れている例を再確認しようと過去の同コースの撮影結果と比べてみました。過去に同コースを通過した例を画像2に示します。本ブログ中のNo.1487からの画像です。ここで画像1および2の両画像を比べるとなるほど似たような姿になるものだと改めての感想(当然とはいえ)。参考に両ISSの夜空の通過コースも確認してみました。
画像1 ISS拡大撮影 2026/05/09 19:23~19:24 横浜 COOLPIX P1000 ISO-400 f/8 3,000mm相当 1/500s/frame 4K動画
https://photo.nomata.com/no-1487

画像2 ISS拡大撮影 2025/07/09 19:42~19:43 横浜 COOLPIX P1000 4K動画
その結果を画像3および画像4に示します。それぞれの現地における夜空のISSの通過コースです、ステラナビゲータによります。Heavens-Aboveでは再現できませんがステラナビゲータでは当日のTLEデータ(軌道元期データ)が使用されますので正確に再現します。両者を重ねてISSの通過コースに注目すると画像5のようになりました、確認すると太陽位置、時期の違いから光の当たり方も異なると思ったのですが画像1および画像2のISSの姿は良く似ていますね。
ここでお遊びになってしまうのですがISSの両画像をよく見ていたらソーラーパネルの反射光、影は似ていても中央本体の進行方向の前後の長さが異なることに気が付きました。もしこれに気が付きその理由までも説明できるのであればISSをいつも見ていて詳しいと言えます。
そうです、画像2のISSの姿はいつもの進行方向の先頭に位置する「きぼう」があるのに後部の方に逆になっているのです。先ほどのページでも記述していますが時々ISSの進行方向に対して逆向きになる場合が一時的なようですがあります。太陽電池パドルは太陽に真正面に向けて自動的に回転しているのでしょう、その反射光は同じように写っています。
それならばと個人的な思いですが、ISSの地球側と宇宙側の向きを変えていつもの姿とは別に逆さま飛行の姿を見せてくれたら面白いのにと。しかし、そのような飛行の姿を見たことはありません、できない理由があるのでしょう。あと10年も使用期間が無いのですから一度見せて欲しいと思いました(お笑い事でしょうかね)。
画像3 先日のISS通過軌跡 横浜 2026/05/09
画像4 過去の同コースと選定した撮影例のISS通過軌跡 横浜 2025/07/09
画像5 ほぼ同様の太平洋上空を通過する2025/07/09と2026/05/09の現地における通過コースの比較



