MAPS彗星がSOHO LASCO C2/C3画像において近日点に近づく過程で消滅したことを記録メモにしておきましたが、C2画像ではその4日ほど経過した後でほぼ同じコースを進む小さな彗星が写りました。C3画像にも写っています。コロナグラフマスクの支持バーの影との干渉で見にくいのですがC2/C3のいずれの画像でもこの小さな彗星はマスクに隠れる前に消滅してしまったように見えます。
同時期の画像データとしてGOES-19/CCOR-1でも確認し、こちらの方が見やすいこともあって比較明処理してみました。その結果を画像1に示します。比較明処理ですので時刻表示は重なっています。恒星を含め光跡が途中で途切れている箇所がありますが、これはラグランジュ点の静止衛星ではなく地球近くを廻っている観測衛星のためカメラの前に地球がたびたび横切り、かつ地球海洋面等の太陽の反射光が強烈で真っ白な画像になるので意図的に削除したことによります。
こちらの写野、画角ではMAPS彗星に遅れて小さな彗星が4日と9時間後にほぼ同位置から登場したことになります。どちらもコロナグラフマスクに隠されるまで写っていますが光の強さは弱ってきているように見えました。左下から登場しマスクに隠される時間はMAPS彗星が23時間15分、小さな彗星が24時間30分と読み取れました。この差は彗星の大きさ、性状等によるのでしょうか良くわかりません。
二次元画像では相互に4日間以上に相当する距離の差がありますがどちらもほぼ似たようなコースからクロイツ群の彗星ですのでMAPS彗星と兄弟(元々は親彗星が同じ?)の可能性が考えられます。太陽に近づき消えてしまう宿命なのでしょう。このような小さな彗星が太陽に近づき消滅する様子はコロナグラフの画像では時々見られます。
画像1 C/2026 A1 MAPS彗星に続く小さな彗星の光跡比較
