メキシコ、米国、カナダで見られた皆既日食はライブで拝見しました。日本時間では2024/04/09 03時過ぎで(メキシコ、米国現地では2024/04/08)、固定で視聴したのが天リフ様(天リフVideo) 「時刻更新あり)4.9 北米大陸皆既日食ライブ配信・日本時間AM2:30〜 (youtube.com)」のライブでした。Seestarと望遠鏡との組み合わせおよび現地の様子との画面レイアウト見やすく良かった。音声からも現地の感動的な様子が伝わりました、ありがたい、感謝です。

上記ライブ視聴の前に他の番組も覗きましたが、Seestarの映像があれだけくっきりと見せてくれたことに驚き、集中してしまいました。

さて、その余韻に浸りながら、逆に地球に映る月の影を、ひまわり9号およびNOAA/GOES16号の気象衛星画像で確認しました。ひまわり9号の画像はNICT:情報通信研究機構、GOES16の画像はNOAA / NESDIS Center for Satellite Applications and Researchによります。

まずひまわりの画像を動画1に示します。ひまわりの画像の視野にはハワイ辺りまで写ります。動画に見られるように地球の東側(右側)に月の影が見えていました。参考に今までにこのような影を確認してきた例を次のリンク先に示します。本ブログ中の月の影の例

動画1 ひまわり9号の画像を該当画像を選択しGIF画像に NICT:情報通信研究機構による

次に今回、日食時にメキシコ、米国、カナダ全体に渡る月影の横断の様子を動画2に示します。太平洋側から米国を横断する様子が写っていました。16:00~20:30(UT)の4時間半の変化です。この影の中心では前記ライブでも夜のようになった様子が映されていました。その時には画面でも金星が映っているのがわかりました。ステラナビゲータ12で表示すると太陽系地球以外の全惑星が太陽の周りに位置していました、それにポン・ブルックス彗星も。全部が写らなくてもどこまで見えたか興味があります。

このような状況を国内で体感できるのはNo.1306でも記したように2035年です。午前10時頃の空が真っ暗になる時間帯はステラナビゲータによれば2,3分です。

動画2 GOES16による地球画像 NOAA / NESDIS Center for Satellite Applications and Researchによる