先日、Seestarで撮ったM45です。画像1に示します。

画像1 プレアデス星団M45 Seestarによる

M45は過去に一眼デジタルEOS-5DMarkIIやEOS-X7iに200mm4Lレンズで何度か撮っているのですが星間ガスの反射光をはっきりと捉えられたことはありません。理由は一言、強い光害下のためです。まあ、見たければ公開されている写真はたくさんありますけれど自身で撮るのが楽しみでもあります。

All-in-oneのSeestar望遠鏡ではM1かに星雲、M31アンドロメダ銀河およびIC434馬頭星雲等が当地の強い光害下でも淡い光の領域を浮かび上がらせることができました。それではとM45の周りの星間ガスの光もと挑戦したものです。

外に出て少しでも明るさが少ない場所でもと思いましたが、まず試しに家の窓際にSeestarを置き、自動導入、追尾、撮影は5分もすれば開始できます。M45の恒星を最初のライブスタック画面で確認した後はその場を離れ、自動撮影にお任せ。

画像はSeestarの焦点距離から星団全体ではなく一部の撮影になってしまいます。ここでは撮影記録として残しますが20秒間露光の繰り返し、20分間相当の枚数による画像です。30分間は離れていましたが捨て去られた画像(プレートソルブですので雲等で恒星の数が少ない場合や恒星が線状になった場合は棄却されライブスタックには採用されません)は少なかったように思います。RAWデータがSeestar本体にありますので自分でも処理はできますが簡単に見られるJPGファイルの方が便利、それで十分のように思います。

結果はご覧のとおり残念ながら星間ガス反射光は浮かびませんでした。画像1で左がそのままの画像、右の画像は明度等を強めに調整しものです。郊外でしょうかSeestarでキレイに写している例が見られますので、いつか時間を延長するかもっと条件の良い場所で再挑戦したいと思います。