まだ太陽が出ている明るい空の中の月をSeestar S50、夜になって土星をCOOLPIX P1000で眺めてみました。
1. 月
画像1は月齢4.0で15:57と16:38に撮影。Seestarも空の明るさに負けて月は探し出せませんでしたので、マニュアルで双眼鏡で確認し(目では最初は探せず、しかし一度探し出せば不思議と薄くても見える様に、不思議)、その結果を参考に手動導入。導入後はWindows PCの27インチモニターで全画面表示にしたり、操作しながら楽しみました。スマホでは良くわからなかったがモニター画面では危難の海などすぐわかりました。いつか4Kサイズ撮影の画像を見てみたい。BlueStacksで立ち上げ、Telescope NetworkでSeestarと繋げました。×1でもCtrl+マウスホイールで画像を拡大できます。
日没が当地では16:31、まだ空は明るい、でも40分も過ぎるとかなり見やすくなりました。やはり月は昼間ではなくて夜でしょうか。
画像1 月齢4.0 2025/11/24 Seestar S50による
画像2 月齢4.0 Windows 11 + BlueStacks + Telescope NetworkによるPCモニターで全画像にした例
2. 土星
夜になって少し雲が出ていましたが隙間を狙って、4Kで撮影。土星の環は細いことは以前からNo.1060で示したようにわかっていましたので先日と同様P1000ではどう見えるか向けてみました。特に最も細くなる日に該当しますので興味も湧きました。空の状態はモニターを見ていると土星が二重に並んだりグニャグニャした像でしたが時々ピントがあう時がありその時に撮影実行。
昨日の土星について多数の方が望遠鏡で撮られ鮮明な画像を見ることができ参考になります。どれも土星本体に黒い線状に写る環の影、それと環が地球から見てほぼ水平になるのでその環自体が明るい細い線状に見えます。環はその南面に太陽光が当たり反射しますので地球から見た土星には影が環の位置よりもやや上に見えています。詳しい見え方の代表例としてほんのり光房様の「準消失でも環が見えている土星」による昨日の画像が参考になります。
P1000は解像度の点から本体に写る影も細すぎて写りません。しかし環の方は明るく撮れる条件にすれば写ります。画像3がその例です。モニターでもゆらゆら揺れている中で黒い影は見えませんが細い明るい線は見えました。過去に撮影した例のような同条件(条件の良い時ですと縞模様も写る。例としてNo.1212やNo.1248)で撮影すると、土星本体のみしか見えませんでした。
写らないとわかっていても空の状態によってはもしかしたらと撮ってみるのですが、それが楽しみで面白い。これからは環が幅を持つようになりますので時々覗いてみようと。
参考に前回までの同機による撮影画像を示しておきます。
No.1519 土星の細くなった環を見る COOLPIX P1000 2025/10/17
No.1536 土星 2025/11/17 COOLPIX P1000
画像3 土星 2025/11/24 19:49 COOLPIX p1000 ISO-3200 f/8 1/30s/frame 4K


