C/2025 A6 LemmonおよびC/2025 R2 SWANの高度、明るさ等からそろそろ撮影も難しいと思いましたがSeestar S30およびS50を並べました。加えてこの日もかなりの強風で傘を横にかざして防風対策。
以下はSeestar S30による撮影結果。
最初にレモン彗星、その後にスワン彗星。当日の日没は16:39で、撮影に着手したのは17:50頃。レモン彗星の高度は10°程度。その影響かレモン彗星の撮影時には星の数が足りないとスタック記録されたのは一枚のみ、仕方なくライブスタックをオフに切り替えて強制記録に。
スワン彗星の方は高度60°程度で周りの恒星もかなりの数、プレビュー段階でも見えていましたので彗星の明るさはかなり暗いのですがいつものとおりにスタックしながらの撮影でした。
1. C/2025 A6 Lemmon レモン彗星
90枚以上の画像が記録されましたが、最初の17:57~18:02に撮られた24枚を用いてSirilでスタック。彗星位置基準で処理しています。結果としてスタックに使用されたのはブレ等を除いた20枚。その結果を画像1に示します。左がスタック後、そのままの画像、右は明度等、彗星が浮かぶように調整した画像です。
2. C/2025 R2 SWAN スワン彗星
18:22~18:52までの間に100枚以上の画像が得られました。ブレのひどい画像を除いて95枚をSirilでスタック、レモン彗星と同様に彗星位置基準でスタックしています。結果を画像2に示します。左右の画像は画像1と同様にスタックのまま、および明度等調整した画像です。
画像1 C/2025 A6 Lemmon 2025/11/10 17:57~18:02 Seestar S30 10秒×20枚のSirilによる彗星基準によるスタック画像
画像2 C/2025 R2 SWAN 2025/11/10 18:22~18:52 Seestar S30 10秒×95枚のSirilによる彗星基準によるスタック画像

