彗星等の撮影を楽しんだ後、22時頃に土星を部屋から撮影。BENRO POLARISにCOOLPIX P1000を取り付け土星を追尾しながら楽しみました。空の状態は晴れているのですがモニターで見ると土星は上下に二重になったり、ぐにゃぐにゃに歪んだりして条件はひどいものでした。

最初にISO感度を上げて土星の環が見える様に撮影。その様子を動画1に示します。動画1にはその映像からスタックした画像を右に示しています。土星本体の水平方向に白い線が薄っすらと見えていますが土星の環です。

さらに今までの実績から最適条件で撮影した土星の4K映像からスタックした画像を画像1に示します。映像は動画1の時よりもさらに悪化し、スタックしても良い画像が得られませんでした。このためフレームを選択しそれを元に処理しました。それでもクッキリとは写っていませんね。

土星の環は「No.1060 土星の環の見どころ 2025年」に示したように11月24日に向けて環が地球から見て水平近くになり環の厚さも数十mから百mと言われていますので見えなくなります。

また、太陽からの光は土星南側から当たりますのでその影が土星本体の中央、環のすぐ上の相当位置に黒く見えると思います。持ち道具からここまでの観測は無理と思われますが空の状態の良い日を狙ってモニターを通してですが見たいものです。環が見えない土星本体よりも環が線のように見える方が面白い。

参考に本ブログ中の土星関係の画像を”土星”と検索したリンク先を示しておきます。今までの経験からP1000でどこまで見えるのかも楽しみです。

動画1 土星 2025/10/17 21:48 COOLPIX P1000 4K動画

画像1 土星 2025/10/17 21:50~ COOLPIX P1000 4K ISO-125 f/8 3,000mm×3.6相当 1/30s/frame