中国宇宙ステーション(Chinese Space Station:CSS)「天宮」(Tiangong)が2025/09/09の夕方に久しぶりに高度80°以上で通過するとの予想でしたので、COOLPIX P1000およびSeestar S50で撮影。

画像1に結果を示します。P1000の撮影はISO-800、f/8、1/320s/frame、3,000mm相当で4K撮影。Seestar S50ではほぼ最高高度位置を接近通過するM56を導入追尾で一度スタック撮影し、その状態をKeepし通過する数分前に星雲星団モードから月モード(追尾)に変更して、ほぼ一分前に露光時間を5ms、ゲインを200で撮影を開始。月モードにするのは撮影条件を任意に設定できるようにするためです。M56の接近通過のステラナビゲータ12の予想はピタリでした。

P1000の画像は4K動画から取り出した5枚の画像をAutoStakkert!3でDrizzle3でスタックしたものです。動画全体の写りはボケ気味で良い写りではありませんでしたので載せていません。参考に今までに撮ってきたCSSの撮影例を示しておきます。また、Seestar S50による撮影では小さすぎて良く写っていません、撮影条件は良かったと思いますが残念。

画像1 CSS拡大撮影 2025/09/09 19:15頃 COOLPIX P1000およびSeestar S50

この撮影後、少し時間がありましたので、M17、Polarisに向けて撮影、画像2に示します。M56は画像1と同様のものです。その他、反復新星T CrBも撮っておきいつものサイトに報告しておきました。

画像2 M56 球状星団、M17 オメガ星雲、ポラリス