2024/01/05の撮影も21:00を過ぎ、最後にいつも目にするためでしょうか滅多に撮ったことが無い冬の特徴的恒星、シリウスとベテルギウス(プロキオンを撮れば冬の大三角)へ向け、それでもやめられずプラスして既に西に傾いた木星にも向けました。Seestarでは導入の方法が数種類ありますが、ここではメニュー”SkyAtlas”のリアルタイム星図でセンターリングを実行、これも全て一発で真ん中に導入追尾。恒星は星雲星団モード、木星は惑星モードで撮影。

画像1にシリウスとベテルギウスの光を。シリウスは白く(少し青っぽくを期待していましたが)、ベテルギウスは赤っぽく、それとわかる写りです。周りの恒星達を背景に、見て欲しいと言わんばかりのようです。

画像2は木星。惑星モードで×4倍にして明るさを調整し撮影しています。スマホ保存のJPG1枚の画像です。画像は回転補正して左が原画、右が明るさを増して表示したものです。このような解像度であってもただの光ではなくそれらしく見えれば良し。ステラナビゲータ12によれば撮影時刻には木星の右下端に大赤斑がまだぎりぎりに、ガリレオ衛星のうち、エウロパとイオがくっ付いた様子が描画されました。大赤斑は左の画像では何となく(見えないか)、ガリレオ衛星は右の明るさを高めた画像では浮かび上がりました。このような姿を確認する作業も興味をそそります。

———-

以下、感想まとめです。

一日で途中1時間の休憩を挟み、正味3時間を超えて夜空に向かうのは月食時以外無かったように思います。これだけの時間で、スターリンク、星雲、銀河、恒星、惑星と広範囲に立ち寄れたことに感謝、それぞれの本格的な画像は大型の望遠鏡撮影情報に任せ、それとは別に各天体がそれとわかる程度にポイっ、と道具を置くだけ、気軽に、即、観察、撮影に取組めるのは天体好きにとってはありがたい事、宇宙、天体に興味のある方にはおすすめ。特にSeestarのような道具がどのように一般に発展していくか時代の流れ、注目に値すると思いました。

画像1 シリウスとベテルギウス Seestarによる 2024/01/05 21:00頃

画像2 木星 Seestarによる 2024/01/05 21:30頃 (画像を回転補正)