2024/01/05は快晴、新年を迎え、能登半島大地震の救援活動の最中であり無事等を祈り、その後撮影に臨みました。

まだ休み期間中でしょうか人工光もかなり少なめ。今年最初の眺めと撮影は銀河鉄道スター・トレイン、続いて、休憩を挟んでスマート望遠鏡Seestarでオリオン大星雲M42、さんかく座渦巻銀河M33および明るい恒星シリウスと赤い星ベテルギウス、最後に木星の縞模様でも見ようと。ここでは最初のスターリンクの映像および画像から。

SpaceX社によればスターリンクStarlink G7-9は2024/01/03 JSTに打上げられたばかり。21機でこのうち6機がDirect to Cellと呼ばれ携帯端末が直接つながる基地局機能が備えられた人工衛星とのことです。

スターリンクは最初、アニメの銀河鉄道のように一編成としてまとまっているのですが、地球周回が進むにつれて数日で間隔が広がり、通常の人工衛星並みになってしまい特徴が失われてしまいます。今回は既に二日を経過しておりどのように一体化しているか確認したいと思いました。

動画1にスターリンクG7-9の全機の通過の様子を示します。映像は2倍速表示で人工衛星が見えるように明るさ、コントラストを調整し、サイズは少し縮小しています。映像中心の光る点は北極星ポラリスです。予想された通り(SpaceStationAR)、構えていると双眼鏡で北極星の下を通過する明るさが増した人工衛星軍団を見ることができました。映像の最初の場面では中央に一つだけ先頭を行くのが確認できるのですが、残り全機がそれを追いかけるように連なって通過する様子が映っています(拡大すると見やすくなります)。

動画を基に全コマを取出し、SiriusComp64で比較明処理したのが画像1です。

動画1 StarlinkG7-9 2024/01/05 18:00~18:01 EOS-M6 55mm ISO-3200 F/1.4 1/30秒/フーム 2K動画

画像1 StarlinkG7-9の光跡 動画から比較明処理