昨日の日没は16:33、その20分後にISSが最高高度70°で通過しましたので撮影に臨みました。合わせて35mmで光跡も、どちらも動画撮影。月の前に雲の流れが薄く見えていました。ISSが通過する方向も空の透明度はそんなに良くないようでした。

1. 拡大撮影

4K動画で撮影。最高高度到達後から北東に遠ざかるISSです。動画1に示します。まだ空は明るく最高高度位置で光る点が捉えられました。以後はレーザー照準器とファインダーの両眼視で追跡。

参考欄にHeavens-Aboveによる星図、地上軌跡のデータを載せましたが、横浜からは最初、逆光のため南西から近づいているのですが電池パドルの反射光は見えません。北東に進み順光になると徐々に反射光は薄く見え出しました。

進行方向は映像では右方向、途中方向が回転しているように見えますが撮影の向きによるもので最終段階では下方向(北東)になります。先頭に小さく光る点が貨物ドラゴン、古川宇宙飛行士が搭乗したクルー7ドラゴンは見ている方向の裏側(地球側とは反対)ですので見えていません。

動画1 ISS拡大撮影 2023/11/19 16:55:45~ COOLPIX P1000 ISO-400 f/8 3,000mm相当 1/500s/frame 4K

上記動画からベストな画像(一コマ)を選び出し一枚にまとめました、ISSの姿を画像1に示します。

画像1 ISSの拡大画像 上記動画から抜粋

2. ISS光跡

2K動画で撮影。さすがに青空ですのでISS通過近辺の恒星は一つも見えません。動画からISSが写っている全ての画像を比較明して画像2に示します。直線のみ。

画像2 ISS光跡 EOS-M6 35mm F1,4 1/60秒/frame 2K 等倍速度 上から下まで映っていた時間は37秒


参考

Heavens-Aboveおよびステラナビゲータ12による関連データ、作図を以下に示します。

画像A-1 Heavens-Aboveによる(その1)

画像A-2 Heavens-Aboveによる(その2)

画像A-3 ステラナビゲータ12による作図