金星を眺めた後、月齢7.8に移動、30分程モニターで眺めながら撮影。MagicMoon用の上弦直前(上弦は05/28 00:22)でもあり月面文字も写れば面白い画像になると期待しました。上弦に対する満月は前記リンク先の表にあるように候補が三種類あり、いずれも撮影済みです。MagicMoonの合成画像は後日まとめますが、ここでは当日の月面のみを示します。当日はシーイングが良く、月の周辺もほとんどギザギザが無いので多数撮りましたがベストな一枚画像を選択して編集することにしました。

画像1に月齢7.8を示します。月面文字Xはくっきりと、LOVEも何とか見えます。このうち’L’が付け根の部分がつながっていません、少し早すぎたのかも知れませんがそれでもわかりますね。’E’は暗めですがこのくらいの倍率ですと細くそれらしい文字に見えました。

画像2はその文字の部分を拡大。左の画像に’V’、右側に’X’、’O’、’E’、’L’を示します。

この編集に合わせて、天体撮影、天体現象についていろいろ面白く触れられている”ほんのり光房“様のページに「上弦前の月に月面X&LOVE、マジックムーン再び」(2023/05/28投稿)の記事がありました。ほぼ同じような時刻に撮影した月画像です。この中で月面文字以外に「A.レオミュールRay」および「B.横向きハート」が紹介されていました。これらの画像は望遠鏡によるものと思われますがP1000でも見えるはずと確認しました(Liveでは見ていません)、画像2の左側の画像にその2か所が含まれています。ハートは見えていますが、Ray現象の方はそのままでは見えません。拡大して明るさを調整すると何となく見えているようにも思えます。

さすがにマギヌスの顔は夜明け前なので全く見えませんでした。

その他、画像1に戻りますが、北の部分にアトラスの奥にエンディミオンが見えていますが、さらにその奥の月の縁、裏側にもつながるフンボルト海が全く見えません、秤動により裏側に回り込んでいるのです。見えないことが面白い、そのうち、見えてくるからと。南極側は逆にスコット、月の縁ギリギリにアルテミス計画月着陸候補地のアムンセンが見えています。これは逆に見えることが楽しいんです。

画像1 月面Xと月面LOVE 月齢7.8 2023/05/27 19:59:29 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 359mm(2,000mm相当) 1/40秒

画像2 月面文字の拡大 2023/05/27 19:48:50と19:49:20 COOLPIX p1000 ISO-100 f/8 539×2倍(3,000×2倍=6,000mm相当) 1/40秒