気象衛星ひまわり8号が宇宙空間に一緒に浮かぶ9号へ切り替えられることはNo.1099に示したとおりです。文中にも記載しましたが12/02~12/04に地球の背後に月が通過、写る可能性がありましたので写っているかどうかNICT:情報通信研究機構のデータベースから確認しました。

昨日12/04の朝(JST)に写っており(日本とは反対側の地球の裏側方向に見えている月になります)、これ以降は12/13に9号へバトンタッチするまでひまわり8号が月を見ることはありません。8号が活躍してきて以来、現役最後に撮った月となります。12/13以降は今度はひまわり9号が同じ性能と言われていますので、地球スキャン範囲内であれば同じような天体が写り込む可能性があると思います。万一の場合は8号がバックアップするようです。

ここではひまわり8号が写した本当に最後の月の写真となりますので、これと当日夕方に地球から撮影した月、特に並べる意味はないのですが個人的な想いもあり、共に並べて画像1に示します。右のP1000で撮った月はひまわり8号の月のサイズに合わせ、さらに55°程時計方向に回転させています。

ひまわり8号画像でもプラトー、虹の入江、フンボルト海、縁の海、スミス海が見えていてベストな月面となりました、良かった。あわせて画像2にひまわり8号の原画像(明度を極端に上げています)を示します。再度、ひまわり8号に対して、お勤め、ご苦労様でした、ありがとう!!!。

さーっ、ワールドカップ決勝戦ベスト8に向かってサッカー応援しよっ。

画像1 ひまわり8号が写した現役最後の月画像(月齢10.0)およびCOOLPIX P1000で撮影した当日夕方の月齢10.4

画像2 ひまわり8号の現役最後の月と共に写った地球とのツーショット画像 2022/12/04 08:40 JST