一昨日2024/06/19の夜空に向けての撮影。Seestarで「月」 →  「かんむり座反復新星T CrBの測光用」 → 「NGC7000北アメリカ星雲の一部」 → 「M20三裂星雲」の順で20:30~21:30の1時間ほど眺めながら撮影。眺めると言ってもスマホの画面を見ています。多くはPCに取り込んだ画像をあとで見ての感想になりますが、この日はスマホの画面に浮き上がるライブ画像の変化が面白く、記憶に残りました。

前半は最初から撮ろうと意識していましたが後半の星雲は月が出ており、かつポートル7~8に相当する人工光害の地域で写るのかどうか確かめようと任意の天体を選び撮影を試みました。星雲の撮影時のみDual-Band Filter使用、他はUV/IR Cut FilterでSeestar任せです。

月齢12.9はSeestar撮影の後、COOLPIX P1000でも撮影しましたので別途整理します。アリスタルコス、月の欠け領域のクレーター等が楽しめました。

画像1にSeestarで撮影した四枚を並べて示します。

左から2枚目、変光星TCrBは特に変化はないようです。2等級まで明るくなる可能性を秘めているとのことで、今は10等級程度です。画像中IC4587表示は天体導入用で写っていません、明るさは15等級です。

3枚目はNGC7000として導入したのですが、あまりに大きい広がりで北アメリカ星雲の名の通り、メキシコ湾の形をした部分に移動させて赤い色が出るか試写(ペリカン星雲は右に位置しています)。星雲の撮影は次のM20もそうなのですが、月の方位に近く、また高度20°前後でしたので写るのかなと思いましたが、重ねられる毎にスタック像には赤い色がはっきりと見えるようになりました。4枚目はM20、明るさは6.3等でかなりくっきりと表示されました。

これらの星雲は地球からの距離から2000年~3000年前の光を拾っていることに思いふけってしまいます。

画像1 Seestarによる撮影例 2024/06/19 20:30~21:30 左から月、変光星、北アメリカ星雲の一部、M20三裂星雲 (星雲はDual-Bandフィルター使用)