自分が撮ったISS拡大写真はカメラによるものですが、ISSの姿、形、さらにはどの部分が写っているか確認することは楽しみの一つです。最近の例ではクルードラゴンから撮られたドッキング直前の写真をNo.711に載せました。2020/08/02の撮影直前にクルードラゴンはISSから放れ海上に帰還していますのでこの状態で周回していたはずです。

個人的に楽しんでいるのですが(ルーティン)、4回分の撮影写真と同じISSの姿・形を望遠鏡で捉えている坂井美晃氏の写真と比較しました。写真はJAXAのページから引用しています(末尾に写真のリンク先をまとめています)。

その結果を以下に示します。

COOLPIX P1000(上段)と望遠鏡による撮影(下段) 望遠鏡による写真は坂井美晃様による撮影です。下記に引用元を整理しています

上段のCOOLPIX P1000の写真は、スタック処理写真は採用せず最も写りが良いと思われた4K動画からシングルフレームを選び出しています。下段の望遠鏡写真は上段の画像に合わせて相当する画像を切り出し、画像を回転、大きさをそろえて編集しています。

ISSの概略の容姿はそっくりですが鮮明さが大きく差になって現れています。何回か繰り返して比較していると自分の撮った写真さえも脳に叩き込まれるのか良く撮れていると錯覚してしまいます。でも良く見ていると、現実に戻り、ぼやけていて見えない、そうならば限界ギリギリまできれいに撮りたいものだと願望に変化していきます。もちろんカメラの仕様以上の画質を求めることはしません、できません、その仕様に相応しい画を探し続けていて一喜一憂しています。

(少し雑談:ISS拡大撮影の楽しみ)

ISSをなぜ撮り続けているのか、それもカメラ一台で。ISSの周回中の姿を知りたければNASAのページから過去に遡ればスペースシャトルやソユーズから撮影された鮮明な写真、それも建設時代からのものがあるではないか、と指摘されそうです。それはそのとおりです。

それはそれとして、なぜ撮りたいか?、それはISSが飛んでいるから?。

400kmの上空の宇宙を、サッカー場の大きさのもので、先頭に日本の「きぼう」棟があって、約1時間半で地球を回り、朝陽や夕陽に反射して光る、あっという間に去り、ひと月に明るく見えるのは数回しかない、そんな光る点を追いかけてみたい、できるならば宇宙ステーションらしい姿を形に、それを撮るためにはカメラだけではなくテクニックもありそうだ、と興味深々、理由を上げればきりがありません。面白い、楽しいからでしょう、自己満足のためでもあるのでしょう(自己満足は重要です)。

(Reference)

下記JAXAのページからです。各写真にリンク付けしていますので該当写真を左クリックすれば詳細がわかります。

COOLPIX P1000による撮影

2020/08/02       2020/08/03       2020/08/05        2020/08/06

望遠鏡による撮影(坂井美晃様の撮影)

2020/08/02       2020/08/03       2020/08/05        2020/08/06

引用元

COOLPIX P1000による撮影
2020/08/06 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71755.html
2020/08/05 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71749.html
2020/08/03 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71743.html
2020/08/02 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71742.html

望遠鏡による撮影
2020/08/06 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71758.html
2020/08/05 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71748.html
2020/08/03 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71709.html
2020/08/02 https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/08/71695.html