天体写真における光学ズーム最大焦点距離2000mmとその2倍のデジタルズームの感覚的な解像感を確認してみました。以前にもNo.061で試みましたが、再度。材料はNo.304の月齢20.4の写真。光学ズームで撮影した写真を2倍に拡大してデジタルズームの写真と比較しました。

全て撮影条件を同じにすれば良かったのですがシャッタースピードのみが光学ズームの方は1/100秒、デジタルズームの方は1/80秒にしてしまいました。それを考慮してもこの月の写真では解像の差は感じられませんでした。

しかし、国際宇宙ステーション:ISSを拡大撮影する時に光学ズーム2000mmとデジタルズーム4000mm程度で撮影した時が何回かあるのですが、4000mmの方が(撮影はかなり難しくなるのですが)解像感が良いと感じてしまいました。No.210に関連した写真があるのですが、この場合はあまり変わりないですね。解像度よりもフォーカス、ブレ等の影響の方が大きいのかも。

画素数は1600万で4608 X 3456サイスで記録されます。2000mmズームも4000mmズームもベースは同じ画素数ですが、被写体画像は4000mmの方が2倍の大きさになって記録されると思うのですが。4000mmの方がドット数が多くなると考えられるので、解像感に差が感じられるのではと思いました。

しかし、モニター1920 X 1200画面で見ているからなのか差は見られません。と言うことで、以前の答えと同じか。