昨日は家に戻ったのが16:15過ぎ、金星が見えないものかと即、観空。まだ見えていたはずですが貧弱な器具では探すことはできませんでした。内合まであと二日。その前日までは細くなった金星の画像は多数見られていました、今日撮影に成功された方はいらっしゃるのかしらと調べましたが、それほど多くはないようです(見逃しがあると思います)。その中で一つの例として「ほんのり光房」様の写真がとてもキレイですのでリンク付けしておきました。さらに記事を読むと宵の明星と明けの明星の両方が理屈として見れそう、撮れそう、シミュレーションではその様子は見られましたけれど、写真で撮れるものなら見たいものです、しかし、太陽に近いですのでとても危険です、専門家にお任せしたい、一日に「明け宵の明星」、二度楽しめる、二枚の写真を重ねると金星の輪っかは円になるのでしょうか、面白いですね。
ところで、内合とは言っても今回はかなり太陽から外れます。以前最も近づいたのはNo.067に示した10年ほど前の、近づいたというよりは太陽面通過。この時の差をステラナビゲータで確認しました。横浜上空の例です。最初の画像は今回の金星内合の太陽と金星の位置関係。同じ倍率にして太陽面通過時の関係をその次の図に示しました。太陽の大きさは実倍率にしていますので今回は太陽8個分程度は離れて横切るのでしょう。画像処理になってしまいますが毎日撮れれば全周線金星が表現できたりして(金星の北極が光らなければ、視力検査Cマークの「上」が開いているようになるのか、連想するだけで面白い)。なお、再度、くれぐれも太陽直視は危険ですので無理は禁物です。