1月3日に続いて、金星をまだ明るい空でしたが観ると言うよりは細い金星を見つけに行ってきました。双眼鏡で10分間以上は要しましたが、日が暮れるに連れて繰り返すと見つけることができました、「いたいた」と。太陽がまだ地平線近くにあり、その光を避けるため、ちょうど影が長くなっていましたので、遠方のビル側面の影に入り捜しました。強風のため動画はあきらめ静止画に集中しました。

画像1に日没直前の金星の画像を示します。左が数分間で撮影した93枚の画像をAutoStakkert!3でスタック処理。右側にはその中から代表例として一枚を並べました。モニターを見ていると円弧状の線のギラギラした輝きがユラユラしていました。望遠鏡写真では線状に見られますが、解像度の点からでしょうか、太ってしまいます。

画像1 金星(内合は五日後の1月9日)2022/01/04 16:37~16:40から93枚を撮影

画像1は背景が暗くなっていますが、400mmの焦点距離で撮影した金星を画像2に示します。日没が16:42ですから6分後です。まだ空は明るく、画像1の金星望遠画像はそれよりも前に撮影しています。

画像2 金星の焦点距離400mm相当の画像、右下のジェットは富士山方向に向かっていました

この状態で3,000mmに拡大した金星画像を画像3に示します。細くはないのですが金星とわかります。

画像3 金星の焦点距離3,000mm相当の画像

金星を撮影し、ふと空を見渡すとマジックアワー、とてもキレイでした。富士山もくっきりと見えていましたので久しぶりに山頂を。2,400mm相当の横浜からの眺めです。その画像を画像4に示します。富士山は今までにも写真を載せています。その中からNo.306には写っている場所を示しています。

稜線はユラユラしていて冠雪も夕焼けに染まっているためか白く見えません。剣が峰の旧富士山測候所の建屋部分はわかります。

画像4 富士山山頂