彗星が太陽系内でどのようなコースを進んで、遠ざかるのか、自身用になりますがステラナビゲータで確認しました。ネットで検索すると他にもありますが、二次元表示だとわかりにくい。軌道表示している例としてウィキペディアのページがありました。二度と近づかない彗星と説明されています。
彗星については本ブログ内でも「彗星」の検索で関連ページが示されます。全てカメラレンズ一本で楽しんだだけなのですが、記憶に残るのは太陽に近づきすぎて廻り込んだ時に消滅してしまったアイソン彗星、No.013の記事最後のLASCO C3の動画で彗星が破壊して消える様子を示しています、2013年秋から冬にかけてですからもう8年も経つのですね。それに比べたら太陽から離れていて良かったと。彗星には愛着を感じます(ロマンチック過ぎるか)。
以下は、ステラナビゲータをいろいろな角度から確認しながら記述したものです、正確には天文シミュレーター等で確認されると良いと思います。
上図は太陽系を天の北側斜めから描いたもので、レナード彗星は右上、北からやってきました。かなり斜めに進んできていますね。2021/12/12に地球に最も近づき(0.23au、太陽と彗星との距離は0.77au)、12/16~12/17には金星の内側を北側から南側に抜ける瞬間です。ちょうど12/16の撮影(No.984)はこの時に相当したもの(距離は0.28au、太陽からは0.72au)。
その後、2022/01/03には太陽に最も近づきます。とは言っても太陽からの距離は0.62au(地球からは0.92au)で金星の軌道よりやや近いという感じでしょうか。この距離ではアイソンのような壊滅的な破壊はありませんが、近づくにつれて明るさが増したりしたことからどのような変化が見られるか注意が必要です。無事に過ぎれば、以後、02/10には1.0au(地球からは1.9au)と遠ざかり、2022年春には火星軌道、2023年春頃には木星軌道まで遠ざかります(黄道垂線の黄道面通過軌跡に位置するという意味)。