しばらく晴れそうにもありませんので先週2021/08/01に撮りました木星の動画から再度一枚の画像を引き出して楽しむことにしました。
これはCOOLPIX P1000からの画像です。2021/08/01 21:15:20の4K動画から得たものです。まだ南東の空に昇ってきたばかりでシーイングは良くありませんでしたが今年初めての木星撮影でもあり試し撮りに。
画質は別にして画像処理でここまで浮かび上がるとは、カメラ単体の写真です。木星は明るいので写野への取り込みが容易で、微動雲台さえあればセットして数分で撮れます。条件の良い時の撮影が楽しみになります。秋まで大きく撮れそうです。
(写真の説明)
まず、木星のすぐ右側に小さく光る点はガニメデです、その近くの左下、木星本体には大赤斑も写っています。ステラナビゲータによればちょうど裏側に廻り込む込む直前です。その大赤斑の左上にも点が見えていますがこれはエウロパの影と思われます。エウロパ自身は木星本体ほぼ中央に位置しているのですが判別できません。
この画像は11秒間の映像をPIPP前処理し、330枚のフレームをAutoStakkert!3で50%利用率で処理、さらに、RegiStax6でWavelet変換、DeNoise AIで処理、Paint Shop Proでホワイトバランスを調整した画像です。
参考にスタック処理のみの画像と上記画像調整した画像を並べて示します。かなり粗い画像になりますがそれなりに楽しめます。