追加します。坂井美晃様から40cmドブソニアンのISS写真を見せていただきました、下記コメント欄の掲示板リンク先をどうぞ。千葉県と神奈川県の場所の違いだけで、ほぼ同じ角度からの撮影なので、比較標本としていつも参考にさせていただいています。
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昨日、横浜上空ではISSが18:54と20:30頃に2回まわってきましたので撮影を試みました。
1. 18:54頃 最大高度42°の拡大撮影と光跡撮影 焦点距離3,000mmと7.5mm
2. 20:30頃 高度9°の月齢4.0接近通過の光跡撮影 焦点距離600mmと50mm
結果は以下のとおりです。
1. 18:54周回時の撮影
光跡写真を図1に示します。構図として山なりにしたかったのですが、魚眼レンズのため上に向け過ぎたのでしょうか、へんな曲線軌跡になってしまいました。オリオン座、シリウス、プロキオンを通過し、しし座を過ぎた辺りで地球の影に消えました。
拡大撮影を図2に示します。高度42度以下ですので楽な姿勢で長時間ファインダー内にキープ。ピントは月や恒星で合わせましたが像がはっきりしません。
2. 20:30周回時の撮影
月齢4.0の接近通過です。撮影条件には迷いました、ISSはHeavens Above(図3)によれば韓国の左側の黄海上空ですからとんでもない距離です、ISSと月の明るさのバランスが気になってしまいました。
結果は以下のとおりです。目視では全くISSの光を感じませんでした。
最初にCOOLPIX P1000の600mm相当の画像を示します。ISO-3200 f/5.0 600mm(35mm換算) 1/30s/Frame 4K動画。撮影条件はその場で試撮しながら決めました。図4に4K動画から600枚を取出し比較明処理した画像を示します。図5はそれらのフレームを画像処理してISSを浮き出させて比較明処理した画像です。
EOS-M6 焦点距離55mmの写真も載せておきます。原画像(図6)と処理画像(図7)のどちらも月は写ってもISSは見えませんでした。
(ISSの写っていることの確認)
ISSの通過時刻を間違ったと思ってしまいましたが、月の真上は20:30:13通過(ISS TRANSIT FINDERとステラナビゲータの両方)と確認していましたので、念のため、当該時刻近くフレームを取り出し、強烈に明るさ、コントラストを調整したところ写っていることが確認できました。4K動画の撮影開始が20:30:01ですので、写野(左端)に入りだしたのが124フレーム目、月のほぼ真上を通過したのが345フレーム目でした。それぞれ、撮影開始から4.1秒、 11.5秒です。月の真上は20:30:13ですからピタリです。
図6 EOS-M6 55mm