晴れていましたが、風が強く、シーイングは沈む前の低高度も重なってユラユラ、形が定まりませんでした。最接近前日の土星と木星です。それでも3000mm以上の望遠で見ていると土星と木星が同一視野、写野で見られる不思議さ。雲台微動ひとつまみで惑星間移動??、とても面白い。

今朝、TVの気象コーナーで最接近が紹介され、アナウンサーが「土星と木星が近づくと何が起こるのですか?」の問い、そう思いますよね、とても素直でした。

以下静止画1枚と動画からAutoStakkert!3で処理したスタック画像を示します。まず、静止画像。2倍に拡大しました。原画も添付しておきます。木星と土星の明るさが異なり一発撮影では両惑星の特徴が表現できませんので、No.765(記事末尾の写真の作成:同じ道具で撮影しています)でも示したように原画から明るい写真と暗めな写真の2枚を仮作成し比較明処理しました。元の一枚の写真から明るさ、コントラストで調整した合成写真です。

土星と木星の最接近前日撮影 2020/12/20 17:37 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 1/8秒 539mm(3,000mm相当) 原画を2倍に拡大

元の写真は以下のとおりです。

土星と木星の最接近前日撮影 2020/12/20 17:37 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 1/8秒 539mm(3,000mm相当) 原画リサイズ

同様にして動画からのスタック画像を処理した(木星のガリレオ衛星を浮き出させた)画像を以下に示します。

土星と木星 2020/12/20 17:44:10 COOLPIX P1000 4K動画9秒から