太陽系座標で地球、木星および土星が直線状に並びますので、年末の夕空に木星と土星が並んでポーズしてくれます。インスタ映えの撮影チャンスです。2020/12/15~2020/12/25までの間、一日毎(毎日17:45)の南西の空を動画調にしました。ステラナビゲータ11による編集です。現在は土星が木星の左上にいますが、徐々に近づきます(少し画像が暗すぎたかも)。昨日の写真はNo.812のとおりです。35mm焦点距離で800mm相当(COOLPIX P1000使用)で撮影しています。

撮影チャンスとして数回ありますので、クリスマスまで宇宙観に浸るのも良いのではないかと思います。但し、高度がかなり低いので、広く見渡せる場所が必要です。

まず、2020/12/17は三日月(月齢2.7)、木星および土星の3ショット。400mmレンズの望遠で撮影した場合の画像をシミュレートしました。月と惑星の2ショット、3ショットは過去にも撮影しています。No.598(月と土星:1,000mm相当)、No.605(月と木星:650mm,860mm相当)、No.627(月と木星と土星:70mm相当)、No.628(月と土星:1,400mm相当)、No.629(月と土星:No.628の続き)。

図1 2020/12/17の3ショット 400mm(フルサイズ)で撮影した場合

次は2020/12/21と12/22です。6,000mm~12,000mm(衛星は外れます)相当の焦点距離の画角に納まりますので、惑星の姿がハッキリすると予想されます。このような惑星2ショット写真は今までに撮ったことはありません。一日の経過で木星と土星の位置が逆転します。

図2 2020/12/21の木星と土星の2ショット 6,000mm(フルサイズ)で撮影した場合

図3 2020/12/22の木星と土星の2ショット 6,000mm(フルサイズ)で撮影した場合

特に惑星の2ショット時には最大の焦点距離で、惑星の容姿がすぐわかるように撮りたいものです。たぶん、これだけ接近すると可能と予想しています。あーっ、楽しみです。