(Rev.2 記事追加 2020/12/15) 末尾に追記しました。JAXAにUPされましたのでリンクしておきます。

(Rev.1 記事追加 2020/12/11) 末尾に追記しました。とてもすごい写真が公開されていましたので引用します。

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たったの1秒間の動画ですけれど没にせず載せることにしました。撮影向きのミス。原因は単純に通過直前に火星を画面中央寄りに向けてしまったためです。それと少し欲張りすぎて2,000mmなどとせず、1,800mmにしておけば良かった、タラレバ反省。

1/1、1/2、1/3、1/5倍速の再生で見られるようにしました。ISSは左下コーナーに注目です。1/1倍速ではあっという間ですので繰り返さないとわからないと思います。予定では左上コーナーから抜けるまで20コマ程度を拾えればと思っていたのですが、4コマだけ、その中でISS全体が写っているのは、たったの2枚でした。

映像を見て惜しいなぁ、直後、没かっ、と思いましたが、ISSと火星が両方映っているのだし、今後撮れるとは限らない、気が引けましたが記録、保存として載せておくことにしました。火星はオレンジ色に映っていて良く見ると1秒間なのに位置が地球自転により変わっています、それだけの倍率で撮っているためです。

2枚の静止画像を取り出して、8倍に拡大しました。いつもの3,000mmではないのですがかなりのボケ、光跡写真もひどい写りで強烈にコントラスト、明度を変えて浮き出させてみました。このオブラートのように薄い雲がじゃましていました。

通過時刻、画角設定はステラナビゲータ11のとおりでピタリでした。CalSKYが無いので頼りになります。

(感想)

これだけの倍率にして同時に天体とISSを写すことはとても楽しい、面白い。天頂付近通過ですとNo.739No.750No.796等のように撮りたい願望に駆り立てられますが、今回はそれよりも優先して通過撮影の方に注目していました。

今年は太陽面通過や天体接近通過を何度か拡大撮影をしましたが、必ず動画には共通して記録されていることがあります。それは、モニターを見ていて「おーっ、通過」、「入ったぁー」という声。ひそひそ調から大げさまで、編集で声は消していますが、これらは先日の感想の自己満足感と感動を意味しています。一言、「楽しいですよっ」。


(追記)

すごい写真がありました。宙歌さんのhttps://twitter.com/sorauta_jp/status/1336732961169817600 です。この拡大率のすごさ、地域選び、通過時刻の精度、火星赤道儀追尾、高性能撮影機と撮影条件、全てが最高技術と強い気持ちを持ち合わせないと撮れない貴重な写真だろうと感じます。超高速度の映像が見たい、動体視力では追いつけないほどか。おめでとうございます。これを見たら、ここの記事なんて、..と。

しかし、三脚に載せて、散歩スタイルで15分前に設定して撮れる手軽さの方が自分には合っています(いつもの負惜しみ、言い訳です...)。それにしても接近通過の撮影って面白い、楽しいです。その気持ちだけは同じかも、です。No.807の感想文をまた感じた次第。

(追記 2020/12/15)投稿分

https://iss.jaxa.jp/iss/photo/2020/12/72375.html