No.794に基づいて撮影。雲一つないとても良い天気でした。低高度からISSが見え始め、とても明るく西に近づくにつれて滑らかに上昇を続け、こと座ベガ(おりひめ星 織女星)を目指しているように見え少し興奮しました。結果は下記のとおりで、4K動画としてベガとISSを捉えられましたが、両天体が同映像にはならず失敗しました。その後も手動で追跡しようとしましたが、ピントリングに触れてしまって、残念。しかし、事前予想の確認→撮影時の設定→撮影→データ処理を通して楽しむことができました。

(動画)

結果は、映像として捉えられましたが、個人的には不本意な結果でした。そのままの映像を載せます。但し、4K動画をハイビジョン級にグレードダウンしています。再生開始すると映像中央の最下端部に3秒間ほどベガが写っています。その後、7秒間ほど真っ暗な映像が続きますがガマンしてください。その後ISSが通過します、実際のスピードです。ベガは映像の下部枠外になってしまって映っていないだけです、ベガを中央側にシフトしておくべきでした、ISSを拾うために上に向けすぎてしまった結果です。

COOLPIX P1000 4K動画 539mm(3000mm相当) ISO-800 f/8 1/800秒/1Frameの条件で撮影しました。撮影開始は17:36:22で、ISSが映っているコマは314番目から340番目の26コマ、従って、画面に飛び込んできたのは314コマ=10.5秒を加えて17:36:32または17:36:33、ISSは画面内で0.87秒で通過したと計算されます。No.794のとおりでした。

No.791の木星接近通過の時と同じようにベガをPIPPでアンカー処理して得られた約2秒間の画像とISSの映っているコマを比較明処理して得られた画像を以下に示します。この画像は同時にISSとベガが写っているものではなく、時間のずれがあることに注意してください。合成でも意味のある場合とそうでない場合がありますが後者に近いものになります。邪道かとも思いましたが参考に載せました。ベガは17:36:22、ISSは17:36:33後の画像の合成となります。

(光跡画像)

EOS M6, 7Artisans 7.5mmF2.8 Fish-eye2, ISO-200, 10秒2秒間隔。比較明処理した一枚の画像を以下に示します。

ISSが中央やや左の一番明るい星ベガとクロス(比較明処理なのでクロスしていますが実際は接近しただけです)しています。カシオペヤ座、北極星の反対側の地平線に明るい東京方面の空に北斗七星、ひしゃくの底が無い感じも見えています。良く写りました。

ついでに42枚8分間を動画に編集。サイズを縮小したのでベガとの接触は見えないかもです。