No.751では2020/10/03に月による火星の掩蔽の情報(ほんのり光房)から(ステラナビゲータによれば南大西洋上の夜空で陸地からの観察はほとんど無理)、ひまわり8号により地球の背後に月と火星が最接近したスリーショットが見られないかと期待をしたのですが、10/03当日はNo.747の2020/09/06時と同様に2ショットしか写りませんでした。
No.751に記述したように、たぶん、見られない、または見られたとしても月かまたは火星のいずれかの2ショットと予想しました。2ショットの結果は似たようなものなのですが対象時刻が10分ほどズレ(1枚分ですけれど)てしまいました。
該当画像を「情報通信研究機構(NICT)」のひまわり8号から取得し以下に示します。2020/10/03 11:50(JST)および12:50の比較明合成画像です。画像は明度を上げています。A部(11:50時画像)に月のみ、B部(12:50時画像)に火星が写っていました(この画像でも拡大すると見えてきます)。
上記画像のAおよびB部の拡大画像を以下に示します。
A部では月が地球大気による効果やスキャンずれでかろうじて薄皮程度に写っていましたが、キレイな月画像とはならず、火星も写っていませんでした。B部は逆に火星は写っていたのですが、月が写っていませんでした。3ショットはならず2020/09/06の時と同じ結果になりました。
2020/09/06時には地上から掩蔽前後の写真が多く投稿されていましたが(日本以外)、今回は掩蔽時は大西洋、南洋上でしたので投稿も下記程度で少ないようでした。
天文関連サイト等では月と火星が接近するとの案内もあり、ひまわり8号でなく自分の目で楽しみたいと思います。(先日は月の左下に赤く光っていたのを写真に撮りましたが(No.759)シーイングが良くなかったので再度挑戦)
https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=168498
https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=168488
(その後、10/03当日の写真が追加されていましたのでリンクのみ。コンデジのも有りキレイ。2020/10/06追記)
https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=168565
https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=168564
https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=168539
https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=168530 Canon PowerShot SX60 HS
https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=168520 COOLPIX P900