No.702に続いてスターリンク衛星群。データは「みずがめ座流星群と星空ライブカメラ長野・木曽観測所(朝日新聞社/東京大大学木曽観測所による)」からの映像によるものです。なお、以前のようにアーカイブとしては存在しませんので映像は再現できません。流星の観測は楽しいのですが、平和活用かつ迷惑衛星とされる光る点の集団通過スターリンクにもハマっています。

2020/05/20 03:10~03:20の10分間で見られた例です。前回はStarlink 4群が主でしたが、今回は2020/04/22に打上げられたStarlink 6群だと思われます。比較明処理して一枚にしたものです。ステラナビゲータによる同時刻(5分ほどシフトして表示03:15~03:25)のシミュレーション画像も示します。黄色枠は写真の写っている領域を任意に付記したものです。この画像では10分間で60個(Rev.1追記 2020/05/21現時点、データベースが変わったのか、うち約20個は軌道が変わりこの時間帯では見えなくなりましたので描き直しました。しかし、それでも写真の写っている個数は少ない、また光跡線の方向も少し異なっています。場所は木曽観測所とした星空にしています。本当にStarlinkなのでしょうか?自信喪失気味)ほど登場するのですが、写真の方はかなり本数が少ない、見えている方向も少し異なり、???。Heavens Above及びステラナビゲータではこの時間帯および方角でこれ以外に通過する衛星は見つからないし、でも写真は現実の像です。

写真の右下に写っている明るい光はイリジウムのフレアと思われますが情報は確認していません。

 

流星は面白いのですが、予想できないので目を凝らすか(実際はぼーっとかも)、ソフトを介して検出(使用していません)して見るしかありません。一方、人工衛星は軌道が決まっていますので、予想して観ることができます。ISSなどは面白い例です。時々ランダムに見える人工衛星の光る点は見過ごしますが、スターリンク衛星群はグループとして続けて登場するのでつい注目してしまいます。ISSと同様に日時により見えたり見えなかったり変化します。ステラナビゲータやHeavens Aboveは予めそれを教えてくれます。