No.347のオリオン座・大星雲の写真とStellarium(Freeソフト)による画像と比較してみました。まず、Stellariumによるオリオン座全体の画像を示します。その中に撮影した領域を白枠で囲みました。その次に囲んだ領域をStellarium内で拡大し、写真と一緒に比較した画像を示します。
冬の空を見上げると自分の眼では四隅の明るい星と、三ツ星は気が付きますが、星雲やその他の星々は無理。馬頭星雲は三ツ星一番左に見える星の周りが茶色に染まっている中に馬の頭のような黒い形になって見える箇所です。暗黒星雲です。
写真の方では、馬頭星雲の部分も捉えられているようなのですが(わずかに茶色のモヤモヤ)、都会の人工光で消されてしまっています。オリオン大星雲も薄っすらな部分は写っていません。それでもかなり暗い星々がたくさんの点になって写っているのには驚かされます、カメラレンズの世界に感謝です。
まあ、オリオン大星雲、馬頭星雲の細部の星雲構造や色等の写真はまさに星のように無数に公開されていますが、都会で望遠鏡が無くても一眼レフとポータブル赤道儀さえあれば楽しめます。同日で200mmレンズで撮った写真を載せておきます。42枚のRegiStaxです。まだ荒いですけれど、オリオン大星雲は美しい。
以下はEOSKissX7i + 70-200mm4Lレンズ、200mm LPRフィルター使用、2018/01/06 19:38-19:45 42枚撮影 ISO-3200 9.3秒。鳥の頭に赤い線状、一枚一枚のホットスポットか。