昨日のお昼前に撮った太陽を画像1に示します。黒点の無い日がないかとここ数日間、素人目で見てきましたけれど、やっぱりまっさらなシミの無い太陽は現れないですね、黒点の無い日が。
画像1 太陽 2025/11/22 11:21 Seestar S50
白色光画像しか見ていない一般者(道具はないが、無くても毎日多数の公開データでプロミネンス、フレア等は見られていますので活発な活動の状況は認識できます。毎日のTVで見る天気予報みたいな感覚でしょうか)として、今が活発な太陽活動期(極大期)に入っていると知り得ていたとはいえ、年間で太陽黒点の無い日がゼロは無いだろうと思っていたら、SpaceWeatherのトップページにある毎日太陽の欄に2006年~2025年の黒点の無い年間の日数が記載されていました。
その数値のままでも良いのですがグラフ化したのが画像2です。良くある太陽活動変化として月並みのグラフですが、11年周期になっていることは良いのですが、グラフを延長して考慮すると来年(2026)も黒点のある太陽表面を毎日見る可能性が大きいのかと思ってしまいました。太陽面は自転していても2週間ほどこちらを向いているのでその間に一個ぐらいの黒点が現れてしまっても黒点のある日になってしまうのでと思う一方、活動がおとなしくなってしまう時期(極小期)には一個も現れない日数がこんなにも多くあると思うともっと不思議に。黒点の定義によるのかもと、ちょっと調べてみたい気持ちになりました。
現実に本サイトでも極小期の太陽は面白くないと思っていたのかほとんど撮影していません、ときたま一点でも黒点が見えていたら注目していたぐらいです。
手始めにSOHOのSDO/HMIの太陽画像がデータベース化されているので今年の分5,000枚近くの全部を動画で確認して見ましたら、本当に黒点の無い日は無いのでした。何月何日だったか記録しなかったのですが1日のみ注目して黒点が無い日かと思いましたが、拡大すると薄く、小さな黒点がありました。黒点は途中で消えたり現れたりと面白かった。逆に極小期、例えば2019年の6月を例にして一カ月間の太陽像を見ましたら本当に真っ白でキレイです。太陽を専門に見ていらっしゃる方は今の太陽活動期だと楽しいのでしょうね。
上記5,000枚近くの画像をせっかく見たのだからと、全画像を比較暗処理して、太陽面にどのくらい黒点が占めているのかと興味を持ちました。その結果が画像3です。黒点は南北の方よりも中央に帯状に、またほとんど軌跡が上か、下に凸の曲線を描いていますね。
このデータ集は太陽の東西南北は統一された画像と思っていましたので、見え方の影響として撮影位置、自転軸の傾き等が気になりました(月の秤動のように中心点とかも)。それらを念頭に太陽面を連想していたのですがなぜ画像3のようになるかわからなくなってしまいました。月面のように海、クレーター等のように表面模様があれば良いのにと。理解が進まない….。もう少し調べてみようかと….。
画像2 太陽の黒点の無い日数の変化 2006年~2025年(11/22現在) SpaceWeatherより
画像3 太陽黒点の2025年の一年間(2025/01/07~2025/11/22時点まで)の全軌跡 比較暗処理で表示


