この日はISSが空高く通過しました。拡大撮影としてSeestar S50による通過待ち撮影およびCOOLPIX P1000で追跡撮影。

P1000の方はピント合わせが不十分、没。

Seestar S50の方では最高高度が79.8°になるその通過時刻20:31:29に事前に赤道座標でその位置を導入、追尾し、通過時刻2分前20:29:26から撮影開始。露出時間、ゲイン調整のための仮の月導入は月が既に沈んでいましたので太陽系モードから火星を疑似選択して露出時間を4ms、ゲインは150としました。

全天任意の空の位置の導入と追尾は正確にできるようになりました、撮影条件設定も疑似天体導入の過程を経なくても手動で設定できるようになると良い。今回、火星以外、太陽系の天体は全部地面の下でした、もし火星も見えなければ撮れなかった映像です。

動画1にISSが画角を通過する様子を示します。30fpsで撮影されていますので0.7秒で画角を通過していることがわかります。撮影条件が明るすぎたか、ソーラーパネルが形として見えるようなフレーム取得までには至りませんでした。

本撮影は、Seestarにおいて太陽面/月面通過(画角内であれば接近通過も含む)以外のISS単体の撮影は通常光跡状(撮影条件設定の工夫が必要)になってしまいますので、姿、形として捉えるおまかせ撮影の方法を導き出すことを目標としています。

動画1 ISS拡大撮影 2025/07/26 20:31:29 Seestar S50によるMP4モード撮影