まだ梅雨、それに台風2号も関東地方に近づいてきました。午後になって白い雲ばかりで所々青い空も見えますけれど暗くなると雨との天気予報。

そんな時に一昨日撮影したSeestar S50によるM81(ボーデの銀河)、M82(葉巻銀河)の画像編集。

天体はおおぐま座の近くにあり、明るさはそれぞれ6.9等、8.4等。距離は1,200万光年、発見はヨハン・ボーデ、だからM81をボーデ銀河と呼ばれる。以上はステラナビゲータやWikipediaによります。Seestar S50によるかなりクリアな画像の例が多数見られ狙いやすい天体です。

当日はかんむり座のT CrB反復新星を撮影した後(爆発せず:画像は添付せず)、この銀河の方向に向けました。風がかなり強い日でしたが、付属のミニ三脚で地面に近く姿勢が低いためか画像取得率も50%以上でした。

最初M81を導入したところM82が画角外になってしまいましたのでモザイクモード1.5倍に拡大して撮影を開始。結果を画像1に示します。画像にはM81の渦巻きの腕がどのように見えているかStellariumでSeestar S50による1.5倍画角にした場合のシミュレーション画像をあわせて示しました。StellariumのSeestar S50の画角(1.5倍)での表示は下記今村様の紹介のあった方法を参考にさせていただきました。https://imako-iak.boo.jp/wp-content/uploads/2023/12/seestar_manual_goto_V1_.pdf

赤い枠がSeestar S50のMOSAIC 1.5倍撮影にした場合の画角に相当しています)

Seestarの画像は口径50mmの望遠鏡、光害環境下にしては良く写ったと思いますが、M81の腕はさすがに厳しい。これを画像調整して腕が見えないかと挑戦しましたが画像のように中心部辺りに”S”字状の雰囲気のみ感じられる程度で難しい。

大きい口径の望遠鏡でなくてもSeestar S50およびS30でかなりキレイでクリアな画像が多数拝見されていますので都会を離れて撮影すれば右のシミュレーション画像以上の画質が得られるはずです。いつか挑戦してみたい。

画像1 M81およびM82 2025/06/22 Seestar S50によるモザイク撮影

画像2 M81およびM82 2025/06/22 Seestar S50によるモザイク撮影 画像1を明度等調整