既にSOHO LASCO C3画像の画角からは離れ、近日点(2025/01/13)を過ぎてからは黄道北側から南側へ、地球からも見た場合同様に南へと遠ざかりつつあります。
SOHOでは捉えられなくてもSTEREOの画像には写ります。No.1375の例のようにその彗星のFITS画像をSTEREO HI-1画像から取得しようとしましたがオンライン上では記録されていません、jpg画像のみです(単に載せていないだけかと)。仕方なく、コロナ並みの強烈に表現する最新の画像を取得しここで示します。枚数が多いので適当な間隔の画像を採用し動画化しています。結果を動画1に示します。動画停止後に表示される静止画は公開最新の2025/01/18 08:41:31 JST(01/17 23:41:31 UT)です。
日毎に遠ざかり、逆に尾の姿がクッキリとしてきていますが、まさか分裂等とは思いませんが、単なる明るさが減じた撮影のためでしょうか。複雑で驚いてしまいます。やはりFITS画像でも確認したいものです。
動画1 彗星C/2024 G3 ATLASのSTERTEO HI1画像による変化
参考にステラナビゲータ12で作成したSOHO画角と彗星の位置関係を画像1に示しておきます。画角は10枚程度のSOHO C3画像に写っている恒星を頼りに推定しましたが、画像によっては16.8°~17.6°とも解釈されましたので平均を取って17.2°としています。撮影の方向等変化しているのか良くわかりませんが彗星の画角範囲内外のわかる表示としては大きな誤差ではないでしょう。続く、01/19、01/20を確認して今回の一連の彗星記事の〆とします。
画像1 SOHO LASCO C3の画角と彗星 C/2024 G3 ATLASの位置関係