彗星Tsuchinshan-ATLAS C/2023 A3を2週間ぶりに撮影しようとSeestar S50を持ち外に出ました。太陽撮影と合わせて今年最初の観望、撮影です。

17:30頃、撮影に着手しましたがこの撮影時間帯では撮影を始めたものの彗星の方向には広く雲が流れきたため一時中断し、途切れるのを待って、その間、月や金星に向けました。

17:50を過ぎると雲が薄くなってきましたので再度彗星を導入し再開。しかしSeestarは”星が流れた”、”星の数が足りない”とメッセージが頻発して棄却ばかり、高度は10°程度になり条件が良ければ継続できたと思われますが薄い雲が見えましたのでここで終了。この後、雲がキレイに途切れ、月、金星、木星に向け撮影を楽しみました。

最初に彗星の画像をその1として示します。

撮影は17:32~17:41、17:52~18:12の間でそれぞれ8枚、14枚を記録。合計22枚をSirilで処理。結果を画像1に示します。Sirilでは17枚が”整列”、”重ね合わせ”に使用され、Drizzle ×2で処理しました。

バックグラウンドが粗いのですが中央、サイコロ五つの目に似たやや右下にもやっと写っているのが彗星です。ステラナビゲータでは10.6等級と表示されています。空の条件が良ければもう少しクッキリと写せたかもしれません。ネット、例えばAstroArtsのギャラリーで撮影された画像を確認すると年明けにさらに暗くなったように思います。持ち道具では以後限界かと。

楽しませてくれた彗星、今日神社へ、また明るい彗星が現れることを祈ってきました。

画像1 彗星C/2023 A3 2025/01/02 夕方 Seestar S50 Sirilによるスタック