望遠鏡SeestarS50のフレーミング/モザイク撮影のオプションを選択してM31を撮影した。フレーミングは縦横写野をそれぞれ2倍に、それでも撮影時刻ではM31の向きが全体として収まらないので30°程時計廻りに回転させて開始。撮影時間はなんと18:47~21:02もかかってしまいました。1ショットで数枚撮れる郊外等の場所、道具であれば苦労もないのにと思うのですが、望遠固定画角を駆使して広げて写すこの望遠鏡の技、動き、画面の中でM31の姿が広がり現れるのを見ているのも楽しいものです。今回、撮影枚数は10秒露光×450枚にも及びました。まあ、2時間以上も何も触らないで見ているのみなので問題は感じませんでした、ただガマンのみ。
SeestarS50本体にこれらをスタックした画像1枚が記録されていますが、ここでは原画像FITSファイルを利用してDeep Sky StackerでMosaic処理した画像の方を示します。
画像1にM31の全体を示します。中央にM31、左上にM110、右にM32の銀河も含められました。撮影現地横浜の光害はBortle-8相当なのでくっきりとした数層の渦巻状の表現はできない。それでもこの写りは何回かM31を撮ろうとした中では淡い光も少し現れており良い方です。
画像1 アンドロメダ銀河M31 SeestarS50 Framing/Mosaic mode ×2、約30°回転して撮影 全FITS画像をDeepSkyStackerでスタック 2024/11/03 18:47~21:02
画像1は周りの領域はカット、トリミングしました。450枚の画像を時系列に連続させて動画にしたところ、中心から四角状に渦巻状に周辺を写すフローが確認できました。もう少しラフに周回して時間を縮小しても良いのではと思いましたが画像があまりにきれいなのでその方が良いし問題なしです。
参考のため、トリミング前のDSSの処理後の画像を以下に示しておきます。元々のサイズはDrizzle処理なしで3161×4169でした。
画像2 アンドロメダ銀河M31 SeestarS50 Framing/Mosaic mode ×2、約30°回転して撮影 全FITS画像をDeepSkyStackerでスタックした原画像 2024/11/03 18:47~21:02