Seestarに撮り溜めていた全FITS画像を利用して彗星C/2023 A3 Tsuchinshan-ATLASの当日撮影時間中の星空の移動を動画化。18:22~19:10の約50分間を6秒間に縮めて表示しました。

ステラナビゲータによるとこの50分間に地球から0.59689 auから0.59781 auに遠ざかりました。換算すると撮影中に1億5千万km×0.00092 au=13万8千kmさらに離れた。

処理はFITS画像をSirilで恒星基準で整列化後、ブレ画像等は削除してPIPPで動画化。

(追加)

動画1の彗星の核の部分がSeestar望遠鏡でどの程度拡大して眺めているのかステラナビゲータ12で直感的にイメージしてみました。横(方位)×縦(高度)=110°×50°の星空の星図からSeestarの写野角の部分を拡大し整理した結果を画像1に示します。白い太めの線の枠がSeestarの画角です。この画角は月を撮影した画像を基にしました。ステラナビゲータの彗星の尾の長さが現実の見える長さになっているかは明確ではありませんが、少なくともSeestarではかなり核の近くを写していることを意味しています。

動画1 彗星C/2023 A3のへびつかい座近くを進む様子 Seestarによる 2024/10/20 18:22~19:10

画像1 Seestarの写野角、写る範囲