昨日(2024/10/15)も晴れでした。薄明も消えかかり、彗星の周りの恒星が見えるような時間帯になればSeestarの登場です。今回はEOS M6に55mm F1.4の単焦点レンズ、それとSeestarの2台で撮影に挑戦。
ここではSeestarによる彗星を画像1に示します。金星で導入確認後、そのままC/2023 A3へ。彗星名を選ぶだけで一発で導入。撮影条件の自動設定後、10秒間露出で数分間の撮影枚数を稼ぎたかったのですが、30秒間、3枚だけでした。以後はプレートソルビングですので恒星が見つからないためでしょうか、積みあがることはありませんでした。その3枚のスタック画像が画像1です。
彗星の尾では左上に伸びる方向の真ん中にやや暗めの線(領域)が見えています。核の影と説明されている例もあったり、彗星本体の形状やダストの吹き飛ばされ方でたまたまこのように見えるのか、知識に乏しいので良くわかりません。
大きく写ることは予想していましたが、これが数分間のスタック画像になればもっとクリアになるでしょう。核の近くの上記尾の様子も写れば面白い。以前、彗星が太陽に近づく時には10等級でもNo.1330のように写っていましたので、個人的にはもう少し太陽、地球から離れた時の方が楽しめるような気もします。ステラナビゲータによるシミュレーションでは今後の彗星の明るさによりますけれど、今月末、もしかすると11月までも写る可能性があります。なお、この日は双眼鏡持参にも拘わらず忘れて確認しませんでした。Seestarばかりでなくカメラモニターで十分臨場感を味わえました。
画像1 紫金山・アトラス Tsuchinshan-ATLAS (C/2023 A3) 2024/10/15 18:06 Seestar 10秒×3枚のスタック