この日は最近にないクリアな空でそのためか中秋の名月はとても美しかった。満月はこの日ではなく翌日の2024/09/18 11:34でした。この満月の時刻は地球の反対側では夜になるわけで部分月食が起こりました。検索すると例えばspaceweatherのギャラリーでは多数の画像が載せられています。
話を戻して、この中秋の名月を眺めると同時に土星が月に接近することがわかっていましたので、早めの19:00過ぎにそのツーショットをSeestarで撮りました。また、その4時間後の南中時に部屋から撮影ができますので土星がどのくらい離れているか見たくなり、こちらはP1000で撮影。
まず、夕方のSeestarによる画像の例を画像1に示します。満月は目で直接見た方が明るく、こんなにもきれいなのかと感じました。満月近くのカメラ画像では白く明るく、平面的になってしまいがちですが(自身の場合)。この点、Seestarの月の画像は好みによりますが、海の暗い領域とのコントラストがうまく表現できて月らしく思えます。この日は月モードで撮影しましたが、景色モードでも撮ってみました。画像1はこの景色モードで撮ったものです。少し黄色くなりますがこの方が良い。
この状態から明るさ調整をいっぱいに上げて撮ったのが右の画像です。土星を撮ろうと思い、条件をさがしましたが、これが一番良かったので。土星の部分はそのまま、またピンチアウトすれば良く環の部分が見えました。
画像1 中秋の名月 2024/09/17 19:20頃 Seestarによる 土星も近くに
23:00頃になると南中になり今度はP1000で撮影。画像2に結果を示します。スライダー表示にして、スライド・バーを右端に移動すれば少し明るい月が見える画像、左端にすると土星と一緒の画像です。焦点距離はどちらも530mm相当です。土星と一緒に撮った画像には、この後、別途、焦点距離を3,000mm×4倍にして撮影した画像をペーストしておきました。
夕方撮影時には月と土星の離角は0.8°程度でしたが、南中時は2.2°まで土星は月の3~4個分も離れてしまいました。
いつもの2,000mm焦点距離で4K動画も撮ろうとしましたが、画面には入りきらず静止画のみにしました。ステラナビゲータで調べましたら、地心距離で35.8万km(測心で35.6万km)と表示されましたのでスーパームーン並みでしょうか大きいわけです。
画像2 中秋の名月と土星 2024/09/17 22:59と23:01 530mm相当 土星のみ3,000mm×4倍 8枚スタック