今月はISSの夕方周回モードの機会が複数回はありそう。
ワンパターンの撮影方法で慣れてはいるものの、どの方向から見え、最高高度は?、何時何分に登場?、撮影条件はどうしようか等、楽しめます。
昨日2024/07/08は今月そのチャンスの一回目、Heavens-Aboveによれば現地から見た場合、高度77°、距離423km、光度-4.0。EOS-M6に7.5mm魚眼レンズを取り付けて光跡撮影、COOLPIX P1000で拡大撮影を試みました。以下、結果を示します。
1. 拡大撮影
動画1に最高高度到達前後のISSを示します。PIPPで4K動画から640×360の1/6サイズのフレームを取出し、ブレた画像は削除し、再動画化(アニメ化)したものです。
動画1 ISS拡大撮影 2024/07/08 20:43~20:44 COOLPIX P1000 4K動画 ISO-400 f/8 3,000mm 1/400秒
動画から代表例として選択し並べて画像1に示します。時間経過は右から左へです。南西から昇ってくる様子と最高高度近くに達した時点の画像です。この後、北東に下り、途中ベガとデネブに接近しました。
画像1 ISS拡大撮影 動画1の原映像から取り出したフレーム例
2. 光跡撮影
短焦点距離レンズではいつも真上に向けて撮影するのですが今回はポラリスに向けて、日周運動と北東に遠ざかるISSを撮影することにしました。途中、ベガとデネブに接近通過。比較明処理して画像2に示します。
画像2 ISSの光跡 ベガ・デネブに接近通過 2024/07/08 20:41~20:48 EOS-M6 ISO-100 7.5mm 10秒 比較明処理 トリミング