週末撮影(2024/06/07)その3です。

これで欲張って、同日の約1時間半のCSS、スターリンク、変光星T CrB、Tsuchinshan-ATLAS彗星および球状星団M10の5天体の撮影データの整理は完了です。成果等にかかわらず空に向け、光集めは楽しいことでした。

ここではCSSの光跡撮影についてまとめます。

当日はスターリンクG8-8が北斗七星の水汲み位置を通過すると予想され35mm F1.4で光跡を狙ったのですが、全く見えず、写らずでした。双眼鏡でも確認できませんでした、どういうことだろう、と最近のスターリンクは暗くなったとは言えコースか時刻がずれていたのかと思ってしまいました。

その前にSeestarを動かす一方、G8-8の画角を決めようとしていたところ、たまたま光る点がモニターで見えました。思わずそのまま2K録画ボタンをプッシュ。その光は何だったのだろうと思いましたが、あとでそれはCSSだと確認できました。動画1にCSSの通過する様子を示します。北斗七星(おおぐま座α、β、γ、δ)の柄杓・水汲み部分の付け根のところを通過しています。2倍速表示です。G8-8はδ、εの間の通過予想でした。

動画1 CSS 天宮が北斗七星を横切るEOS-M6 ISO6400 f/1.4 35mm 1/30s/frame 2K

参考に原動画から比較明処理し画像1に示します。あわせて画角から消える直前の部分の拡大、明るく調整した画像を画像2に示します。画像2では光る点の両側に翼らしい姿が見えているので電池パネルかもしれません。

画像1 CSS光跡

画像2 CSS光跡拡大