ISSが高度77°で通過すると予想されましたので拡大撮影と光跡撮影を楽しみました。

1. ISS拡大撮影

Heavens-Aboveの予想データを参考欄に示しておきます。

撮影条件はいつものとおりでピントも事前にスピカで確認したのですが得られた画像はクリアでなくボケ気味でした。そのような映像ですがそのままPIPPでフレームを取り出し整理。

画像1に最高高度77°を過ぎてから数十秒経過後の画像を示します。最高高度時点ではボケがひどく良い画像が得られず西から南方向に移るにつれソーラパネルが明るく見えるようになったフレームを選択しました。

参考に北西から見え始めた時のISSを画像2に示します。Heavens-Aboveの地上軌跡からも想像できますが最初は逆光であり電池パネルは見えず、かろうじて明度を上げて確認すると暗く赤を帯びたパネルが浮かび上がります。

画像1 ISS拡大撮影 2024/05/29 20:12~20:14 COOLPIX P1000 ISO-400 F8 3,000mm相当 1/500秒/frame 4K

画像2 西空を通過、ISS(明度を上げると電池パネルが赤く見えます)

2. ISS光跡撮影

てんびん座辺りで地球の影に入る様でしたのでそこに向けて35mmレンズで2K動画撮影。その動画から0.5秒間隔のフレームを取り出し比較明処理。その結果を画像3に示します。処理には60秒間120枚を使用しましたが、ISSが写っている範囲の上から下に消えるまでおよそ40秒間経過。

画像3 ISS光跡 2024/05/29 20:13~20:14 EOS-M6 ISO-3200 F1.4 35mm 1/30秒/フレーム


参考

Heavens-Aboveのデータを以下に列挙しておきます。