紫金山・アトラス Tsuchinshan-ATLAS (C/2023 A3)の撮影。先週2024/05/17 20:00過ぎに撮影したもので画像編集までしてありましたが、日曜日には時間がとれず投稿が今日になってしまいました。記録として撮影画像をまとめておきます。

前回の撮影から約2週間経過。Seestarで撮影。彗星の位置は月に近く、また時々薄い雲が発生したりして、月の明かりや光害の影響を受けましたが、20秒間露出でネット20分間、計60枚を得ました。当日、珍しくライブスタックの画面でプレートソルブの不採用画像が少なく採用される画像が連続していましたのでストレスフリー、スマホを見ていて楽しめました。撮影は20:19~20:46の27分間ですので20/27=0.74で取得効率は今までになく高い。

彗星を画像1に示します。前回の姿とあまり変わらないように見えます。これらはSeestar本体の”MyWorks”に記録されているFIT画像60枚を取り出し、”Siril”で処理したものです。左が彗星基準でスタック、右が恒星基準でスタックした画像です。彗星の左右に全体が少し明るく写ってしまったのは薄い雲のためです。

画像1 紫金山・アトラス Tsuchinshan-ATLAS (C/2023 A3) 2024/05/17 20:19~20:46 Seestar 20秒60枚 Siril

彗星の撮影後には雲の無い方向にM13およびM97に向け撮影を楽しみました。内部ライブスタック画像を彗星と共に画像2に示します。左から彗星、ヘルクレス座球状星団M13、ふくろう星雲M97を示します。DeNoiseAIで処理しています。上段はそのままの画角画像、下段は対象天体を2倍に拡大処理したものです。

画像2 SeestarによるTsuchinshan-ATLAS彗星、M13、M97