2024/05/10にISSの拡大撮影と月齢2.3、2024/05/11にはバローレンズを通して月齢3.3をMAKSY-60で試写。この道具による試写はISS拡大撮影がCOOLPIX P1000(以下P1000)並みに撮れるものか、またその解像度を月を撮ることによって確認しようとしたものです。初撮影、First Shotです。

1. 2024/05/10 ISS拡大撮影と月齢2.3の撮影

(ISS)

MAKSY-60(60mm、750mm焦点距離)をレンズ代わりにカメラに取り付け、付属のファインダーでISSを追跡。この焦点距離ではISSを導入した以後、写野から外すことはありませんでした、現実に撮影中の動画にはほとんどが写っていました。

画像1にISSの一応拡大撮影したつもりの画像を示します。ISSの到達高度は40°でした。この高度ではP1000の撮影での経験からISSの大まかな輪郭、姿が見えるはずなのですが撮影条件が適切でなく、またピントもあまいなのか白く写ってしまいました。最初の撮影ではこのようなものかと思います、しばらく試写回数が必要でしょう。

(月齢2.3)

画像2にこのISS通過の後、撮った月齢2.3を示します。どの程度の解像度なのか画像で確認したかったのですが細すぎる月の例で今までのP1000による画像との比較ができていません。

このあと、もう少し拡大して撮影したいとの思いから、翌日にバローレンズを通して再度月を狙いました。

画像1 MAKSY-60によるISS拡大撮影の例(満足できず)

画像2 月齢2.3 ついでに地球照も撮る

2. 2024/05/11 月齢3.3の撮影

(月齢3.3)

MAKSY-60はとても軽く、P1000のようにもしISS拡大撮影が可能なら手軽に楽しめる道具のように思いました。結果として前日に撮影条件さえ整えば撮影は可能なように思いましたので、もう少し大きく撮りたいと、バローレンズを通して月齢3.3で写りを確認。

画像3に前日の月齢2.3および月齢3.3を並べて示します。バローレンズは2倍用なのですがピントが少し離さないと合いませんでしたので拡大率が大きくなってしまいました。その分暗くなりISO-3200 1/60秒になってしまいこの条件ですとISSは高速で流れ、手振れしますので撮影は現実的でないと思われます、もう少しいじり回してみます。

画像3 月齢3.3 MAKSY-60にバローレンズ×2を取り付けた場合の例(比較用に本体のみの月齢2.3と比較)

さて、この撮影を思い至ったのは先日、量販店でCOOLPIX P1000が購入時よりも5割程度高く、またネットでも購入時価格の2倍の24万円にもなっていることに驚きました。原因はP1000が販売終了になったため在庫がなくなったためでしょうか。それだけ高いというのは買い手がまだいらっしゃると思うのですが残念です。P1000の後継機もなくP950の方は継承されるようです。

ISS等の拡大撮影を望遠鏡で撮るつもりは以前からありませんでしたが、楽しむためにはそれにこだわるのも考え直さなければいけません。当分はP1000で手軽に写せるので、また、この程度の大きさ、解像度でも満足しています。しかし、無くなると困るとの思いから、たまたま購入していたトイテレスコープが軽量でしたので試そうと思いました。まあ、これでは満足できなければまだ先のこと、徐々に手段を考えていけば良いかと思っています。