昨日の夕方、Seestarで12P/ポン・ブルックス(Pons-Brooks)彗星を撮影、その結果を画像1に示します。彗星はステラナビゲータによれば6.8等級、アンドロメダ座とベガスス座の中間に位置しています。これからもっと明るくなるとされ楽しみです。
撮影は2024/02/28 18:49~18:58。10秒間露光を累積5分間(30枚)の連続撮影、星像の流れ等によりSeestar画像採用率は55%相当でした。
画像1の左はスマホから自動スタック記録された画像、右がSeestar本体から取り出したFIT画像(10秒間の撮影画像30枚から15枚を選択)をSirilにより恒星基準でスタックした画像です。5分間程度ではどちらも線状には見えていません。ステラナビゲータでも確認しましたが、この写野角では5分間の点像を残して描いても見た目にはほとんど影響がないようです。赤道座標に表示しようと思いましたが、Seestarの撮影画角から回転すると妙な形になってしまいましたので撮ったままの画像で示しました。焦点距離が変えられると良いのですが(もっと広角側に)それは無理。明るくなる来月も楽しみます。
画像1 12P/ポン・ブルックス彗星 左はスマホ記録画像、右はFIT画像15枚をSirilで画像処理