普段からプラトー・クレーターは何度も見てきました、とてもキレイな形で目立ちます、それだけのことでしたが、ほんのり光房様の記事「21日宵はプラトーで“究極の”Ray現象」2023/11/17投稿を読みこのような観察有りと思わず飛びついてしまいました。望遠鏡ではなくてP1000で写せるかどうか過去の月の写真で確認したところ、2枚が見つかりました。その画像は参考欄に示しておきます。この結果から望遠鏡無しでも最大焦点距離3,000mmで、またデジタルズーム3,000×4倍mmにすれば写るだろうと予想しました。

この面白さを逃してはいけないと思い、2023/11/21の夕方にそのプラトー・クレーターに集中し観察しました。P1000はBENRO POLARISに載せて追尾しながら撮影。

残念ながら、当日は薄い雲が遮ることが多く写りはひどいものになりました、また、運悪くBluetoothリモコンシャッターが途中でおかしくなり、有線リモコンに切り替えたりして撮影は以下のとおりあっという間に過ぎてしまいました。18:00以後は部屋からの撮影です。

17:38~17:43 CSS通過後に撮影しましたが写りは見えません

18:12     ボケ過ぎて光(Ray)は確認できず

18:21~18:46 光(Ray)は見える

18:51~19:09 光(Ray)は見える

時系列に並べても良かったのですが全体を見た限り、解像度のため、また撮影条件を変化させていますのであまり変化がわかるようなものではないので自身のデータベースとして記録するのみにし、ここでは撮影した動画および静止画の一例を示します。

なお、望遠鏡で撮られた解像度の良い画像は下記で見られます。

Ref.1 ほんのり光房様の記事「プラトーに射す一筋の光」2023/11/22投稿

Ref.2 Tayzo様の記事「プラトーRay」2023/11/22投稿

動画1 プラトー・クレーターのRay現象 2023/11/21 18:38 COOLPIX P1000 4K動画 月齢8.0 南北補正なしズーム処理以外撮影のまま

画像1 プラトー・クレーターのRay現象 2023/11/21 18:57 COOLPIX P1000  ISO-1600 f/8 3,000mm×4.0倍相当 1/40秒 月齢8.0 南北を縦に任意回転(正確ではありません)


参考

過去に撮影した月の写真から(2020年から全部、その前は確認せず)見つけ出したプラトー・クレーターのRay現象。これだけプラトーは撮影してきているのに写っているのはたったこれだけかと。以下にその二枚を示します。それでも意識して確認すると面白い、ましてや、気軽に撮ったCOOLPIX P1000で見えそうだと判っただけでも今回撮影するきっかけになりました。

画像A-1 プラトーRay 2022/11/03 17:21 月齢8.9 COOLPIX P1000 明度を上げています

画像A-2 プラトーRay 2021/10/14 18:24 月齢7.9 COOLPIX P1000 明度を上げています