週末は天気が良くなさそうで、昨日はせっかく晴れたので外に出てSeestarを置いて彗星撮りを楽しんできました。

星図メニューから観測天体として該当彗星を選択または検索して表示されたレモン彗星の観測ボタンをタップすれば動き出して、一発導入。1分間のダークファイル撮り?を待てば、その後は、即、撮影を始められました。

撮影ボタンをタップすると10秒間露光2枚目のスタック画像で淡く見え始め彗星とわかります。この時、空を見上げると見えているのはベガ程度。ボートルスケールで8/9か。

画像1にレモン彗星を示します。ステラナビゲータ12によれば明るさは6.9等級。背景が粗いのでDeNoiseAI処理しています。滑らかにし過ぎた感じもしますが写っていれば良いかと。話はそれますが画像上の緯度、経度の表示を消される方もいらっしゃいますが小数点以下は表示されないのでそのまま位置を同定すると私は伊豆半島にいることになります。100kmは離れていますね、このため気になりません。

画像1 レモン彗星 C/2023 H2 Lemmon 2023/11/09 19:08 Seestarによる

計画としては、2分間データ取得を5回以上繰り返して、後処理編集しようかと思っていたのですが薄い雲が通過したりで周りの恒星の写り具合が良くないようで揃えられませんでした。2分間でも彗星が移動していますので楕円状になってしまいます、ここでは1分間データ取得画像の方を選びました。

彗星の明るさがこの程度でもSeestarによりクッキリと撮られている例がネットで見られます。Seestarの撮影ではうまい、下手はないでしょうから空の明るさが影響、彗星が肉眼等級まで明るければもう少し良い画像が得られるのではと思いました。また10秒露光の原画像の全てはSeestar本体から取り出せますのでこれらの画像処理でいろいろ楽しめます。