晴れてはいるのですが、薄い雲が流れていてスッキリしない空でした。部屋の窓近くにBENRO POLARISにCOOLPIX P1000を載せて、隣にSeestarを置いての両撮り。スマホはAndroid 13の1台でコントロール。BENRO POLARISは接続が切れても本体のみで追尾しますので撮影は適宜対応。

昨日は月齢7.7で月面文字LOVEとXを見るのと、Ray現象(No.1171)で見える月面の魔女/マギヌスクレーターの魔女の顔を見たくて楽しみました。今回は特にマギヌスの魔女がどのように見えるか注目していましたのでまずこちらから取り上げます。

1. マギヌスクレーターの魔女

画像1にマギヌスの魔女を示します。初めから該当部分以外の写り具合は考慮せず明るく撮りました。一枚画像です。左側が月の南端付近、右側が北方向です。月面LOVEのLとEの文字の隣接したクレーター・マギヌスの中に光の射し方で見えてくる顔です。以前にも記しましたが月面文字に比べると少しタイミングが難しい。今回も18:00前から見たのですが、雲の流れもあって12,000mm相当のデジタルズームではユラユラして結局それらしく撮ったのは19:30頃になってしまいました。モニターでも顔らしく見えました。その後は、月が隣家の裏に消えましたので撮っていません。

画像1 マギヌスの魔女 2023/10/22 19:25 COOLPIX P1000 ISO-400 f/8 3,000×4mm相当 1/30秒 クレーター部分を切り抜き拡大

2. 月齢7.7および月面LOVE & X

画像2に月齢7.7、画像3に文字部分の領域を2倍に拡大して示します。これらはP1000によるもの。画像4にSeestarによる月齢7.7を示します。ひと月に一回やってくる撮影チャンス、何度見ても撮っても楽しい。画像2~画像4は縦軸を月の南北に概ね回転して合わせるようにしています。

画像2 月齢7.7 2023/10/22 19:27 COOLPIX P1000 ISO-100 f/8 2,000mm相当 1/80秒 15枚のAS!3によるスタックもRS6によるWavelet処理

上記画像から文字部分の領域をクロップして2倍に拡大。スライダー表示にしています。

画像3 月齢7.7の月面文字LOVEとX

以下はSeestarによる月面。解像度は気にしなくても文字は見えますね。マギヌスのクレーターにも陽が射し始めていることがわかります。

画像4 月齢7.7 2023/10/22 19:06 Seestar Φ50mm 246mm (1750mm相当) おまかせ撮影