晴れですが上空にごく薄い雲、その下の低い白い雲が消えたり湧き出たり。木星も薄くなったりでコンディションは良くありませんでした。それでも、きっとSeestarで誰でも初期段階で一度は撮るであろう、M27あれい状星雲に向けました。

今回もコンパクトな箱型を置いただけ。レベル合わせなし電源を入れるだけ、あとは接続したスマホのみの操作。M27をタップすれば動き出して、導入、センタリング、撮影態勢に入ったので(遅いですけれどガマン)、そのまま赤ボタンで撮影開始。すぐにM27は浮かび上がりました。眼では見えないのに、すごいなぁー、としか言いようがない。雲が出たりして途中、累積時間には加えられない空振り画像もあり10分間のデータでも25分間近くかかったような、全ておまかせでした。

画像1にM27を示します。左がそのままスマホからの原画像、右が明度等調整した画像です。画像2にはM27を切り出して正方形画像に。強烈な光害地域でかつ薄い雲も有ってM27の周りの暗い恒星が少ないように思いました。空の状態の良い、暗い空が欲しいけれど明るい空でも見える所がすごいこと。

参考に、今日は本体からどのくらい離れてもデータが継続して届いているか確認しましたが、30m以上は問題なしでした。WiFiの届く範囲はこれ以上、もしかしたらグランドにおいたりしてスクリーンにliveで映し出すのを連想してしまいました。

画像1 Seestar S50によるM27 あれい状星雲 2023/10/18 20:00過ぎ

画像2 画像1の右画像からのトリミング